ExchangeWire ATSTokyo2023が爽やかに終了、2024年に向けて
※写真は、UNICORN 代表取締役社長 兼 アドウェイズ 代表取締役社長 山田 翔氏(左)と、Leave it to me ファウンダー CEO 池田 寛氏(右)。ATSTokyo2023 非公式アフターパーティー会場にて撮影。
ExchangeWireJAPANは、12月8日(金)、ATSTokyo2023を東京ドームホテルにて開催した。当日会場には、昨今のオープンインターネット広告業界のエコシステムを構成する400名超の国内外のエキスパートが一堂に会した。
来場者の中には、わざわざ石川県や兵庫県からの方もいらっしゃった。アフターイベントで盛り上がり帰るのを諦めて、恵比寿ウラにある業界関係者宅に宿泊し、翌朝帰宅したという裏話も聞かれた。六年ぶりの開催となった今回のATSTokyoは、ご協賛いただいたスポンサー企業なしには実現しえなかったことであり、改めてこの場を借りて御礼を申し上げたい。
当日の司会者は、野村ホールディングス株式会社 未来共創推進部 エグゼクティブディレクター 中村 大亮氏が行った。
会場全体をリードし、これまでのキャリアでデジタル広告業界のエコシステムを知り尽くした、中村氏ならではの大人の余裕さが醸し出す独特の雰囲気が、程よく帳が下りた会場を心地よく包み込んだ。
※ExchangeWire CEOレイチェル・スミスの力強いプレゼンテーションでは、プログラマティック市場のグローバル、APACのトレンドを解説。
英国ExchangeWire CEOレイチェル・スミスによるプレゼンテーションを皮切りに、14の質の高いセッションが繰り広げられた。クッキーレスを前にした課題とその解決に向けた手がかりを示唆するようなセッションが、数多く繰り広げられた。なお、個別セッションの模様は、後日お届けする。
※それぞれのセッションでの熱弁を終えたGlobalive 代表取締役社長 梅野 浩介氏(左)とFLUX 取締役平田 慎乃輔氏(右)。二人の2024年に向けた意気込みがかひしひしと伝わってくる。
最後のセッションでは、社会構想大学院大学 コミュニケーション・デザイン研究科 特任教授 高広伯広氏が、講談社 第2事業本部 コミュニケーション事業第二部 部次長 松村 吏司氏とクッキーレスの今後の大きな方向性を示唆するディスカッションを実施。クッキーレス後について、業界がたどってきた過去を振り返りながら、その本質と今後対応すべきことを松村氏と議論し、さらなるクッキーレス時代を迎える2024年のデジタル広告業界を鼓舞。セッション終了を惜しまれながら、最後を締めくくった。
※講談社 第2事業本部 コミュニケーション事業第二部 部次長 松村 吏司氏(左)と、 社会構想大学院大学 コミュニケーション・デザイン研究科 特任教授 高広伯広氏(右)
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。