DoubleVerify、パブリッシャー向けソリューション「DV Publisher Suite」の国内提供を開始
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on 2023年11月16日 inデジタルメディア測定、データおよび分析向けソフトウェアプラットフォーム企業のDoubleVerifyは、日本のパブリッシャー向けに、DV Publisher Suiteの国内提供を開始したことを発表した。DV Publisher Suiteは、広告配信の改善、インベントリーの品質向上、パフォーマンスの促進、収益向上に必要な測定、インサイト、ツールを、パブリッシャー向けに提供する。
DoubleVerifyの日本代表・カントリーディレクターである武田隆は、次のように述べている。「国内すべてのパブリッシャー様に、DV Publisher Suiteをご活用いただける体制構築に取り組んできました。これまでは、計測ツールの不足や広告運用環境の透明性が欠如しているという課題が解決されない状態となっていました。国内のパブリッシャー様が、グローバルブランドとの提携を加速させていることで、リーチ規模が拡大していることを認識しています。DVのソリューションは、広告キャンペーンに対してリアルタイムかつ正確なインサイトを提供し、広告インベントリーを最適化することで、パフォーマンスと価値を最大化させるものです。広告配信と運用におけるワークフローを合理化させ、さらに高い透明性を担保できる広告運用環境と分析ツールを提供することで、日本のお客さまにサポートを提供できることを嬉しく思います」。
2020年、米国で提供を開始したDV Publisher Suiteは、パブリッシャーが抱える様々な課題の解決ソリューションとして、ベスト・イン・クラスの包括的な測定データと分析、自動化を提供する。このソリューションには、ダイレクト・チャネルおよびプログラマティック・チャネル全体の収益を正確に分析する機能、メディア品質を管理・最適化する機能、買い手がインベントリーをどのように認識しているかを明確にする機能などが含まれる。DV Publisher Suiteは、日本およびAPAC地域のすべてのパブリッシャーが利用できるようになり、収益、品質、パフォーマンスのインサイトを一元管理することで、よりデータドリブンな運用が可能になる。
DV Publisher Suiteで実現できる主な5つの特徴:
- ユニファイド・アナリティクス:すべてのデータソースと収益チャネルを集約し、確実なレポートとダッシュボードに基づいた意思決定支援。
- キャンペーン配信インサイト:メディア別のダッシュボードでキャンペーンのパフォーマンスを視覚的にモニタリングすることを可能にし、運用強化と広告費のムダを削減。
- インベントリーの品質:フラウド(不正行為)、ビューアビリティ(可視性)、ブランドスータビリティ(適合性)のデータに基づき、パフォーマンスの高いインベントリーを発見し、新たな収益を創出。
- クオリティ・ターゲティングの自動化:フラウド、ビューアビリティ、文脈カテゴリー、ブランドスータビリティシグナルに基づく広告配信により、収益をリアルタイムに自動最適化。
- Authentic Direct:広告主のブランドスータビリティの設定に自動的にリンクすることで、違反や最適化にかかる手作業の手間を削減。
APAC地域において、日本の大手パブリッシャーであるTBS・JNN NEWS DIG合同会社が運営する「TBS NEWS DIG Powered by JNN」との国内提供開始前のパートナーシップ締結と運用により、本ソリューションはすでに国内での実績を証明している。
TBS・JNN NEWS DIGのビジネスプロデューサーである石橋正人氏は、次の通り述べている。「今年初めにDV Publisher Suiteを国内で初めて導入して以降、データの透明性、効率性、インベントリー最適化の改善など、多くの恩恵を受けています。DV Publisher Suiteは、世界中の広告パートナーに、より良いサービスを提供するために欠かせないプラットフォームであり、当社のビジネスに貢献しています」。
2020年にDVが日本に進出して以来、元Googleディレクターの武田隆が国内事業を指揮し、デジタルメディアの測定と分析のための先進的なソフトウェアプラットフォーム事業を牽引している。LINEヤフー株式会社も、DVソリューションの活用により、高い評価をしているクライアント企業の1社である。