DoubleVerify、Scibids の買収に合意
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on 2023年8月10日 inデジタルメディア測定、データおよび分析向けソフトウェアプラットフォーム企業のDoubleVerifyは、AIを活用したデジタル広告キャンペーン最適化におけるグローバルリーダーであるScibids Technology SASの買収契約を締結したことを発表した。Scibids社の買収は、現金と株式で1億2,500万米ドルと評価され、特定の業績評価指標に基づいて追加の対価が支払われる可能性がある。この買収完了は第3四半期が見込まれている
今回の買収合意により、ビューアビリティ、コンテクスチュアル、アテンションシグナルを含む信頼性の高いデジタルメディアの品質とパフォーマンスデータを、Scibids社が培ってきた実績を誇るAI技術およびリアルタイム最適化アルゴリズムと組み合わせることが可能となる。この結果、DVが提供するリアルタイムでのキャンペーン最適化ソリューションのさらなる拡大が実現。本連携によって、DVはアクティベーションから測定まで、デジタルメディアの取引をエンドツーエンドで行うことを可能にし、広告主はサードパーティクッキーを使用することなく、キャンペーンをリアルタイムで最適化することが可能になる。DVは今後、パフォーマンスのプロキシの領域だけではなく、実際の広告KPIの達成や具体的なビジネス成果まで、広告主の目標に寄り添いながらビジネスを推進していくことになる。
DoubleVerify CEOのMark Zagorskiは、次のように述べている。「Scibids社の買収は、当社にとって重要な一歩です。メディア品質に関する業界標準のインサイトを開発・提供し、そのデータを広告主のために活用することで、より優れたキャンペーン成果をもたらすことができます。DVの独自データとScibids社のAIを駆使した最適化技術を組み合わせ、広告を運用するブランド広告主は、卓越したインサイトを活用し、広告パフォーマンスを確実に管理することが可能になります」。
Scibids社は、広告主のデジタル広告キャンペーンのプログラマティック・バイイングを自動化・最適化するAIを構築。Scibids社のAIは、DSPのインプレッションレベルのデータフィード(価格を含む)、ファーストパーティデータ、ブランドや代理店から提供される測定データを活用し、広告主のKPIや望ましい成果に沿ったクライアントのカスタム入札アルゴリズムを動的に生成。Scibids社の顧客には、すべての主要持株会社、独立系代理店、およびAllianz、Dell、Spotifyを含むトップグローバルブランドが含まれる。
Scibids CEO & Co-FounderのRemi Lemonnierは、次のように述べている。「DoubleVerify は、独立性、革新性、メディアパフォーマンスの最大化という当社のコミットメントを共有する企業であり、両社のパートナーシップによって、新たな段階へ前進させられることを大変嬉しく思います。今後、当社のカスタマイズ可能なAI技術の能力を増幅させ、デジタル広告のエコシステム全体への影響範囲を拡大させることで、オープンウェブの強化を実現することができます。DVのすべてのチームと協力し、グローバルブランドなどの広告主やパートナーに新たな機会を提供し、キャンペーンの成果を最大化することを楽しみにしています」。
今回の買収がもたらす広告主への主な便益は、次のとおり。
・多次元的かつ動的に最適化を洗練した指標を組み込むことで、プログラマティックに広告枠を購入し、利用可能なメディアでのビジネス成果とROIの最大化
・DVのインプレッションレベルのメディア品質とパフォーマンスデータと、Scibids社独自のAI技術・最適化アルゴリズムとの統合が、継続的な最適化を促進
・GoogleのDisplay & Video 360、The Trade Desk、Xandrなど、主要なDSPで自動入札を採用することで、手作業を合理化させ運用効率を向上
6月のDV Algorithmic Optimizerの発表とともに、Scibids社との独占提携を発表した。DV Algorithmic Optimizerは、カスタマイズ可能なAIによってアテンションメトリクスを向上させる最先端のソリューション。フォーチュン500に名を連ねる多くのブランドとのインマーケットキャンペーンテストでは、DV Algorithmic Optimizerの有効性が実証され、複数キャンペーンでの平均アテンションレベルが63%、獲得インプレッションが95%も増加する結果となった。今回の買収により、DVのメディア品質とパフォーマンスの測定に、包括的にデータを活用するリアルタイムのキャンペーン最適化機能が拡張される。
Mark Zagorskiは、さらに次のようにも述べている。「Scibids社との統合により、DVはダイナミックなキャンペーン最適化で業界をリードし、真のビジネス成果をもたらします。この買収により、ベリフィケーション(検証)の領域を再定義し、AIテクノロジーと最も信頼できるインプレッションレベルのメディア品質とベリフィケーションデータによって、アクティベーション、測定、最適化の間の継続的なフィードバックループを提供することができます」。
DVは10年以上にわたり、広告エコシステムにおけるデジタルの透明性と信頼性の向上に尽力してきた。この信頼の核となるものはDVの独立性であり、広告主が特定のキャンペーン目標を達成するために、あらゆるメディア環境、フォーマット、デバイスを問わず採用できるソリューションを提供している。DVとScibids社の統合は、広告サーバーやメディアにとらわれない、2つの最高水準の汎用プラットフォームの融合であり、広告主に信頼できるデータとAI技術を提供することで、デジタル投資の最大化を支援する。