インターネット広告事業、四半期売上は956億円で前年比12.7%増-サイバーエージェント23年9月期第1四半期決算[ニュース]
サイバーエージェントは2023年9月期第1四半期の決算結果を公表した。
今四半期の同社グループ全体売上は、1,675億円で前年比2.1%減。営業損益は-12億円となった。主力事業をみると、メディア事業は、「FIFA ワールドカップ」の投資により売上は334億円で前年比34.0%増。営業損益は-93億円。ゲーム事業は、主力タイトル周年記念前の端境期等により減収減益、売上は409億円で前年比29.9%減。営業利益は52億円で、前年比69.6%減となった。
出典:サイバーエージェントIR資料
インターネット広告事業は、景気の影響を一部受けつつも、好調に推移し、売上は956億円。前年比は、非連結となったマイクロアド売分を控除して比較すると12.7%増と好調に推移した。現在事業拡大に備えた人員増加とDX事業へ先行投資をしており、営業利益は50億円で、前年比13.0%減となった。
現在インターネット広告事業部門では、データを活用した新たな広告事業を創出しており、2023年度は、事業化推進と新規協業先の開拓に注力していくとのこと。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。