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Outbrain がメディア向け総合ビジネス最適化プラットフォーム「Keystone」を発表

オープンウェブ上でのレコメンデーションプラットフォームの世界的リーディングカンパニーであるOutbrain Inc.は、パブリッシャーの様々なビジネス機会をよりカスタマイズされたユーザー体験と連携すべく設計された、総合的なビジネス最適化テクノロジー「Keystone by Outbrain™」(キーストーン)を正式に発表した。
(Sponsored by Outbrain)

 

 

Keystoneは、広告収入の拡大にとどまらず、Outbrain独自の入札及び最適化AIテクノロジーを用いて、サブスクリプションやeコマース、また各パブリッシャーが設定する独自のビジネス目標など、パブリッシャーのサイト上に設置されるあらゆる収入を生み出す枠の統合管理を可能にする。Keystoneは、今週前半に開催されたOutbrainのグローバルパブリッシャーサミット「The Future Of Media」の中で発表された。

 

Outbrain共同創設者兼共同経営最高責任者であるYaron Galaiは、次のように述べている。「弊社は15年以上にわたり、パブリッシャーの皆様と共に協力し、広告を通じた収益化をご支援してきました。その中で、ビジネス目標と収益源の多様化を上手くバランスさせながら、ユーザー体験を最適化し続けることで、彼らが直面する機会と課題についてのインサイトを得ることができました」。

 

「Keystoneは、質の高い編集コンテンツを保ちながらも、ユーザーのデジタル体験を最大限に活用することができる、パブリッシャーの皆様にとって頼りになるテクノロジーです。そしてKeystoneが目指しているのは、メディアパートナーを将来的な成長に導くような、収益構成の多様化の実現をサポートするカスタマイズされたユーザー体験です」。

 

現在のOutbrainのレコメンデーションテクノロジーによるメディアパートナーへの直接的な支払合計額(2021年)は、約7億4,500百万ドルにのぼるが、Keystoneがすべての掲載面とビジネス機会に向けて、よりカスタマイズされた体験をユーザーに提供することで、メディアオーナーの収益向上を支援していくことが期待される。このテクノロジーは、OutbrainのAIコンバージョン予測エンジンを利用してダイナミックユーザーセグメンテーションを生成する。そして、Keystoneダッシュボードは完全な透明性とビジネス用件が統合された画面を通じて、KPIのモニタリングとレポーティング、戦略の提案、インサイトのリアルタイム収集を行う。

 

「パブリッシャーの広告収入が圧迫されていることからも分かるように、すべてのタッチポイントにおける画一的なユーザー体験が、収益化を阻んでいると言えるでしょう」と、KeystoneのGeneral Managerでありプロダクト領域のVPも務めるAmit Elishaは述べている。「ユーザーの意図を理解し、ユーザー毎によりカスタマイズされた体験を提供することは、ロイヤルティの醸成、そして最終的にはリピーターの育成に繋がり、パブリッシャーの事業価値を高めることになります」。

 

Keystoneは現在、米国の大手ニュースパブリッシャー、欧州の金融系パブリッシャーを含む4社のテストパートナーにてテスト運用をしている。このテストでは、Keystoneを利用して複数のキャンペーンに最適化されたトップページ上の1つのプレイスメントにおいて、各キャンペーンへのユーザエンゲージメントが30‐50%増加することが示されている。価格設定は、SaaSモデルに基づいており、パブリッシャーはOutbrainの主要事業であるコンテンツレコメンデーションウィジェットを利用されているかどうかにかかわらず、柔軟にKeystoneプラットフォームを活用できる。

ABOUT 長野 雅俊

長野 雅俊

ExchangeWireJAPAN 副編集長

ウェストミンスター大学大学院ジャーナリズム学科修士課程修了。 ロンドンを拠点とする在欧邦人向けメディアの編集長を経て、2016年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 日本や東南アジアを中心としたデジタル広告市場の調査などを担当している。