The Trade Desk、「OpenPath」にさらに多くのパブリッシャーを追加[ニュース]
グローバルアドテクノロジー企業である The Trade Deskは、パブリッシャーのプレミアム広告在庫に広告主が直接アクセスできるように設計された同社独自のプロダクト「OpenPath」に、さらに多くのパブリッシャーが参加したことを発表した。
(Sponsored News by The Trade Desk)
このたび OpenPath に参加したのは、バズフィード、ロサンゼルス・タイムズ紙、フォーブス、メディアバイン(Mediavine)、そして CNET やヘルスラインメディアなどを持つレッドベンチャーズなどのパブリッシャー。2022 年 2 月の OpenPath のローンチ以来、広告インプレッションからの収益最大化を目指す100 社を超える世界中のプレミアムパブリッシャーが、OpenPath への関心を示している。
OpenPath は、デジタル広告のプログラマティック・サプライチェーンにおいて、非効率性を排除することを目的としており、これにはウォールドガーデンが持つ不透明な特権などによりもたらされる非効率性も含まれる。
OpenPath の最初のパートナーには、ロイター、ワシントン・ポスト、ガネット社の USA トゥデイ、コンデナスト、マクラッチー、アドバンスローカル、メディアニュースグループ、トリビューン・パブリッシング、ネクスターデジタル、カフェメディアなど。The Trade Desk の共同設立者であり会長兼 CEO のジェフ・グリーンは、「ジャーナリズム系メディアは、広告の利回りを維持するために競争力のある透明性の高い市場が重要であることを理解しているため、OpenPath を強く支持しています。業界が新しいオプトイン ID 環境に適応していく中で、新たに参加するパブリッシャーたちは、広告主がより関連性の高い広告配信ができ、消費者にはより高いプライバシー管理を提供する形でファーストパーティデータの活用が促進される OpenPath の意義を認識しています」と述べている。
今回の発表で、The Trade Desk は引き続き広告主のみにサービスを提供することをコミットする。同社は創業以来、広告主のためにサプライチェーンの最適化と透明性の向上に努めてきた。OpenPath はこの取り組みにおいて、これまでで最も重要なステップとなる。The Trade Desk はデジタル広告のサプライサイドには参入せず、イールドマネジメントなどのサプライサイドのサービスも提供しない。OpenPath は、パブリッシャーが広告主の需要に直接アクセスできるようにし、既存のイールドマネジメントツールやパートナーを引き続き活用できるようにするものとなっている。
【本件に関するお問い合わせ】
The Trade Desk Japan K.K. 担当: 本宮: michiyo.hongu@thetradedesk.com
The Trade Desk 広報担当(SDh:春木・末吉):pr@storydesign-h.com
ABOUT 長野 雅俊
ExchangeWireJAPAN 副編集長
ウェストミンスター大学大学院ジャーナリズム学科修士課程修了。 ロンドンを拠点とする在欧邦人向けメディアの編集長を経て、2016年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 日本や東南アジアを中心としたデジタル広告市場の調査などを担当している。