ログリー、3rd Party Cookieに依存しないコンバージョン計測方法を開発[ニュース]
ログリーが提供するコンテキストマッチ型ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」において、3rd Party Cookieに依存しないコンバージョン計測方法を開発した。これにより、ITP強化により計測が困難となった該当ユーザーのコンバージョン計測を補うことが可能となる。
ユーザーのプライバシー保護の観点からITPが強化され、iOS14以降のバージョンでは3rd Party Cookieによるユーザートラッキングが抑止されている。これにより広告をクリックしたユーザーのトラッキングが無効になり、該当ユーザーのコンバージョン計測が困難になっている。
「LOGLY lift」においても、膨大な掲載媒体からコンバージョンに応じてCPA改善運用を行うため、正確なコンバージョン計測が必要とされるものの、ITPの強化により実際のコンバージョン件数が確認できない状態での運用を余儀なくされ、CPAの悪化や配信ボリュームの低下につながっていた。
今回開発した機能は、ユーザートラッキングに固有IDと1st Party Cookieを利用する手法で、これまで3rd Party Cookieでのトラッキングが困難だったユーザーのコンバージョン計測を補うことが可能となる。
また、さらなる計測乖離防止施策として、ITPに対応しているASP・効果計測ツールの成果を当社の運用画面に反映させるポストバック連携を強化。現在、14社とのポストバック連携が完了している。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。