インターネット広告事業は878億円、前年比は14.7%増-サイバーエージェント22年9月期第1四半期決算[ニュース]
サイバーエージェントは10月27日、2022年9月期第1四半期の決算発表を行った。
今四半期の全体売上は、1,710億円で前年比30.6%増。営業利益は198億円で前年比2.8倍となった。
メディア事業は、「ABEMA」や周辺事業が増収し、好調に推移。売上は249億円で前年比22.4%増。営業損失は38億円。ゲーム事業は、「ウマ娘 プリティーダービー」の貢献により増収増益、売上は583億円で前年比94.7%増。営業利益は171億円で、前年比15.1倍となった。
インターネット広告事業は、6四半期連続の増収で過去最高を更新、878億円に達した。前年比は14.7%増。営業利益は57億円で、前年比0.7%増となった。
「当社の強みであるテクノロジーを活かして、AIやDXといったところにチャンスを迎えている。」(藤田社長)という認識のもと、先行投資を続けている。
DX分野では、大企業や官公庁・自治体との取り組みが進み、またサイバーエージェントDXをはじめとする戦略的子会社も3社設立するなど、新領域でも攻勢を強めている。
出典:サイバーエージェントIR資料
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。