運用型テレビCMのテレシー、売上前年同四半期比約70倍に成長[ニュース]
CARTA HOLDINGSは、2021年12月期7-9月期の決算を公表した。グループ全体での該当四半期の売上は58億3500万円で前年比12%増となった。
パートナーセールス事業は23億5000万円で前年比23.7%増、アドプラットフォーム事業は18億8000万円で前年比10.8%増。コンシューマー事業は16億円で前年比0.7%増となった。
アドプラットフォーム事業では、運用型テレビCMを手掛けるテレシーが戦略的なプロモーションを実施。顧客層が、EC企業やスマホアプリ企業から、B2B、SaaS企業まで幅が拡大し、該当四半期の売上は9億1000万円で前年同期比70倍となった。
出典:CARTA HOLDINGS IR資料
テレシーとデジタルインファクトが実施した共同調査によると、運用型テレビCM市場は2021年の90億円から、2025年には約10倍強の920億円規模に拡大すると予測されている。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。