DACと日本IBM、通信・メディア業界のDX推進で協業[ニュース]
DACと日本IBMは、通信・メディア業界のDXを推進するため、基幹業務管理向けソリューション「Arc XP」の国内展開において協業を開始することを8月12日に合意したことを公表した。
「Arc XP」は企業のデジタル資産を一元管理することを目的に、米国ワシントン・ポスト社(以下WP社)が開発したDX推進のSaaS型プラットフォーム。現在世界24カ国1,500サイト以上で導入されている。
「Arc XP」の特徴は、時間や場所を問わず、記事の作成から、写真や映像などのコンテンツ管理、校正や校閲を含む作業スケジュール管理まで、媒体社が必要とする業務の一括管理をクラウド上で行うことができる点にある。
媒体社は本ソリューションを導入することで、紙面とデジタルの連携を高度化し、リアルタイムでのジャーナリズムを実現するとともに、広告やサブスクリプションなどユーザーに合わせたフレキシブルな収益モデルの構築が可能となる。
DACは日本市場におけるWP社の独占パートナーとして導入を推進しており、今回の協業により、両社は、「Arc XP」を導入する主にメディア業界の企業に対して、コンサルティングからシステム開発、既存システムとの連携や既存アセットの移行、ワークフローの整備、チェンジマネジメント、運用サポートまで、スムーズかつワンストップで提供していく。
また日本IBMは、通信・メディア業界に多数の実績を持つコンサルタントの知見や、豊富なシステム構築のノウハウや技術力を活かした「Arc XP」の導入支援を行なう。特にメディア業界に対して、既存システムとの連携や既存アセットの移行、ワークフローの整備、チェンジマネジメント、運用サポートなどを行う予定とのことである。
■「Arc XP」導入のイメージ
出典:DACプレスリリース
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。