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2018年のインフルエンサーマーケティング市場219億円、2028年には933億円に

画像イメージ:調査分析

 

デジタルインファクトは、インフルエンサーマーケティング市場規模の推計・予測結果を公表した

 

 

 

公表されたのは、「広告主企業が国内向けマーケティング活動において、インフルエンサーによるオンライン上での自社製品・サービスを訴求する活動に対して支払う費用の年間総額」を、インフルエンサーマーケティング市場と定義した上での推計・予測値となる。

 

【インフルエンサーマーケティング市場規模 2017年-2028年】

グラフ画像:

デジタルインファクト調べ

 

インフルエンサーマーケティング市場では、2015年頃よりYouTubeにおけるYouTuberや、Instagramにおけるインスタグラマーなどによるプロモーション需要が急増し、それまでのブログを中心としたものから、チャネルの変化が進みつつある。

 

2018年は、前年に引き続きYouTubeやInstagramなど各チャネルにおいてインフルエンサーが増加、またTikTokやライブ配信サービスなど新しいチャネルの台頭の兆しも見られた。市場規模は219億円、チャネル別ではYouTubeが全体の39%、Instagramが27%、ブログ・Twitter23%、その他11%と推計している。

 

インフルエンサーによるプロモーションを目的とした情報量が増える一方で、適正な広告表記に関するルールの徹底や、プロモーション効果のより明確な可視化の実現などが課題となっているが、テクノロジーの伸展やYouTubeやInstagramなどに続く新しいプラットフォームの登場、広告主企業とユーザー間の有力なコミュニケーション手法としてさらに洗練化されることなどにより、インフルエンサーマーケティングの需要はさらに拡大し2028年には933億円に達すると予測している。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。