Criteoが「Eコマース年末商戦・初売りデータ分析」を公表-オンライン上での福袋購入が加速
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on 2019年1月24日 in
Criteoは1月11日、東京本社にて「Eコマース年末商戦・初売りデータ分析」を公表した。
分析にあたっては、オンラインショッピングの経験がある日本人を対象(有効回答者数401人)に、「福袋をオンラインで購入することに関するアンケート調査」を2018年末に実施し、2019年元旦以降のEC取引実績のデータと照らし合わせて、オンラインショッピングのトレンドを分析した。
冒頭、小野良一国内セールス部門統括コマーシャルディレクターが、Criteoの2019年の事業方針について報告。「プロダクト」と「クライアント」、2つの事業領域の拡大を掲げ、「従来のCriteoがターゲットとしてきたリターゲティングから、潜在客への認知や顧客の育成など、フルファネルへ展開していく。また、ナショナル・ブランドなど、新たな分野・業種における広告主の獲得を強化していく」とした。
続いて、ジェイセン・グレスピーアナリティクス&インサイト部門統括責任者バイス・プレジデントが「Eコマース年末商品・初売りデータ分析」について、日本独自の商品文化である「福袋」と、欧米の年末商戦の象徴である「ブラックフライデー」を通じ、その購買動向を紹介した。
スマートフォンでの福袋購入に注目
福袋の購入トレンドとしては、福袋を購入する予定の消費者のうち、46%が購入方法としてオンラインを選択している(「オンラインと店頭の両方」=15%を含む)。
また、オンラインでの福袋の購入方法については、消費者の過半数がスマートフォンでの購入を好ましいと思っており、特にアプリを使っての購入に回答が集まった。
出典:Criteo公表資料
福袋に使う金額の推定平均購入額は、店頭での購入者が7,300円であるのに対し、オンライン購入者は13,000円となり、オンラインで購買する消費者は、高額の福袋を購入する傾向にあった。
出典:Criteo公表資料
ブラックフライデーはアパレル業界が先行
また、グレスピー氏は欧米の年末商戦の一つであるショッピングイベント「ブラックフライデー」についても言及。
ブラックフライデーは、11月の第4木曜日の翌日(金曜日)に伝統行事として開催されてきたが、アメリカとイギリスだけでなく、近年ではフランスやドイツといったEU圏の国でもトレンドとして広がっており、各国で売り上げが倍増している。
出典:Criteo公表資料
一方、日本でもショッピングイベントとして、ブラックフライデーが行われるようになってきており、アパレル業界に関してはサイト訪問数70%増・売上120%増など、プロモーションも活気づいてきている。
出典:Criteo公表資料
オンライン上では1月1日が初売りピーク
オンライン上における年末年始の購買行動については、12月初旬は消費者が閲覧するだけではなく、実際に購入行動へ至る確率が高いとしながら、1月1日(元旦)の初売りには売り上げのピークを迎えるとした。
出典:Criteo公表資料
ABOUT 柏 海
ExchangeWireJAPAN 編集担当
日本大学芸術学部文芸学科卒業。
在学中からジャーナリズムを学び、大学卒業後は新聞社、法律・情報セキュリティ関係の出版社を経験し、2018年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告調査などを担当する。