先週のグローバルアドテクシーン: The Trade Desk、Adbrainを買収
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
Rubicon Project 、DoubleClick Bid Managerのインターフェイス上でPMPを購入可能へ
Rubicon Projectは、APIを利用して DoubleClick Bid Managerのインターフェイス上で同SSPへのPMPの購入可能に対応を行った。
Rubicon Project、オープンソースのサーバーサイドヘッダー入札機能をクローズドβでリリース
Rubicon Projectは、オープンソースのサーバーサイドヘッダー入札機能をクローズドβでリリースした。
サーバーサイドヘッダー入札の普及を目的としており、2018年初にオープン提供を目指す。
Connatix、1,500万ドル調達し媒体社向け動画サービスを強化
動画シンジケーションサービスのConnatixは、1,500万ドルを新たに調達し、媒体社向け動画サービスを強化を発表した。
Twitter、透明性向上のためにどのような情報でターゲティングされているかを提供
Twitterは、数週間のうちに、飛躍的な透明性の向上を目的に「Transparency Center」の提供を始めると発表した。
ターゲティングに使用している情報の公開や政治広告の明示化などが目的となる。
Sharethrough、Adobe Advertising Cloudと提携
ネイティブ広告プラットフォームのSharethroughは、Adobe Advertising Cloudと提携し、AdobeのDSPからSharethroughの在庫へネイティブ広告の配信が可能となった。
Videology、セルフサーブ型のアドバンスドTV広告プラットフォーム「DETVgo」をリリース
Videologyは、セルフサーブ型でネットと繋がったアドバンスドTV向けの動画広告プラットフォーム「DETVgo」をリリースした。
MediaMath、ブランドセーフティソリューションのGrapeshotと提携
MediaMathは、文章を読み取り不適切な記事を判断するブランドセーフティソリューションのGrapeshotとprebidで連携し、事前に不正なサイトへの表示を阻止する仕組みを提供する。
The Trade Desk、Adbrainを買収
The Trade Deskは、IDによるユーザー識別ソリューションなどを提供するAdbrainを買収した。
2015年からクロスデバイスで両社は連携しているが、さらに強める。
True[X]、テレビ向けエンゲージメント広告を提供開始
The 21st Century FoxグループのTrue[X]は、コンテクテッドテレビ向けエンゲージメント広告を提供開始した。
LiveRamp、代理店向けにIdentityLinkを提供開始
LiveRampは、PG, PMG, Goodwayを皮切りに代理店向けにピープルベースマーケティングサービスのIdentityLinkを提供開始する。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。