先週のグローバルアドテクシーン:comScore、無料でViewability計測ツールをグローバルで配布
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
ジーニー、タイに新拠点を設立
ジーニーは、東南アジアでは4拠点目となるタイに新拠点を設立した。インドネシアに次ぐ2番目の市場での事業の拡大を目指す。
Havas Group、デジタルエージェンシーの「The 88」を買収
総合代理店のHavas Groupは、2010年にニューヨークで設立されたデジタルエージェンシーの「The 88」を買収した。(PDF)
DoubleClick、動画広告のViewabilityレポートを公開
GoogleのDoubleClickは、同社のActive Viewの技術を利用して動画広告のViewabilityレポートを公開した。
昨年93%のViewabilityが95%に上昇したことなどが発表された。
comScore、無料で Viewability計測ツールをグローバルで配布
comScoreは、無料でViewability計測ツールをグローバルで配布を開始する。今年の4月にcomScore Viewabilityのテストを完了し一部配布をしていたもののグローバル展開となる。
Thunder、Adacusを買収
データ・ドリブンなクリエイティブマネジメントプラットフォームを提供するThunderは、AIと機械学習でクリエイティブのターゲティングや分析を行うAdacusを買収した。
Funnel、1,000万ドル調達
Funnelは、Balderton主導のシリーズAで1,000万ドルを調達した。Funnelは、ストックホルム発であり、リアルタイムであらゆるプラットフォームからデータを集計し分析できるプラットフォームを提供している。
ownerIQ、オンライン to オフラインのアトリビューションモデルを発表
ownerIQは、ブランドや小売店向けにオンラインとオフラインの購買行動を繋げる新たなアトリビューションモデルを発表した。
Centro、Sharethroughと連携
広告プラットフォームのCentroは、ネイティブ広告プラットフォームのSharethroughと連携し、インフィード型のネイティブ広告と連携した。
YuMe、Connected TV SDKをリリース
YuMeは、Roku, Amazon FireTV, AppleTV, Xbox One, Playstation, iOS, AndroidといったあらゆるCTVに利用できる広告用のSDKを提供開始した。
モバイル・マーケティングのmParticle、3,500万ドルを調達
モバイル・マーケティングの mParticleは、Harmony Partners主導のシリーズCにおいて3,500万ドルを調達した。
同社は、マーケッターが各種Webサービスからユーザー・データを集め、そのデータを他のマーケティング分析ツールに落しこむとができるというサービスを提供している。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。