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先週のグローバルアドテクシーン:OpenX、業界初となるファーストプライスオークションサービスを提供開始

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする

電通、ニュージーランドのデジタルクリエーティブ・エージェンシー「リトル・ジャイアント」を買収

電通は、ニュージーランドのデジタルクリエーティブ・エージェンシー「リトル・ジャイアント」を買収し、海外本社である「電通イージス・ネットワーク」の完全子会社とした。
リトル・ジャイアントは2011年創業で社員数40名の規模。

RhythmOne、1億8,500万ドルでYuMeを買収

デジタルマーケティングプラットフォームのRhythmOneは、動画広告分野のさらなる強化を目的に1億8,500万ドルでYuMeを買収した。

BucksenseとLotame、すべての広告主に向けてセルフサーブ型のセグメント配信プラットフォームを提供開始

プログラマティックプラットフォームのBucksenseは、グローバルDMPのLotameと提携し、Lotameで作成したセグメントをBucksense上で買い付けすることができるセルフサーブ型のサービスをすべての広告主に向けて提供を開始した。

LinkedIn、外部配信サービス「LinkedIn Audience Network」を提供開始

LinkedInは、同社の人気のタイアップ広告商品であるLinkedIn Sponsored Contentへの更なるユーザーの呼び込み拡大を実現させるために、外部メディアを買い付けすることができる「LinkedIn Audience Network」を提供開始した。

Sizmek、Rocket Fuelの買収の完了と新CEOの就任を発表

Sizmekは、Rocket Fuelの買収を完了させRocket Fuelという名前は廃してSizmekブランドに統合しつつもクライアントは継続することを発表した。
また同じタイミングでSizmekの新CEOとしてこれまで執行役員であったGrether氏の就任を発表した。

Accenture、デザイン・イノベーション企業のMATTERを買収

Accentureは、IoTの本格普及などを見越し、デザイン思考で様々なデバイスにイノベーションを起こすことに強みを持つMATTERを買収した。

DrawbridgeとLiveRamp、クロスデバイス分野で提携

DrawbridgeとLiveRampは、クロスデバイス分野で提携を拡大させることを発表した。
LiveRampは、Drawbridge Connected Consumer Graph®にアクセスすることでクロスデバイスをトラッキングを強化し人ベースマーケティングをさらに精緻にする。

AdRoll、 Account-Based Marketing (ABM) に対応した新たなプラットフォームを提供開始

AdRollは、B2B向け対応の強化でAccount-Based Marketing (ABM) に対応した新たなプラットフォーム「AdRoll ABM」を提供開始した。
MarketoだけでなくHubSpotとも連携をしている。

Adform、1stPartyDataターゲティング強化を目的にResearch Nowと提携

Adformは、デジタルマーケティングに関する調査事業社であるResearch Nowと提携し、同社が持つ1stPartyDataベースでのターゲティング配信を可能にした。

OpenX、業界初となるファーストプライスオークションサービスを提供開始

OpenXは、プログラマティック業界の不透明な部分の1つであったセカンドプライスオークションにメスを入れ、透明性を上げるために、業界初となるファーストプライスオークションサービスを提供開始した。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。