先週のグローバルアドテクシーン:Criteo、2017年第2四半期の好調な業績を発表
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
AppNexusとMedia iQ、プログラマティックビジネスの提携を拡大
AppNexusと分析テクノロジーを提供するMedia iQは、さらなるシナジーによる売上拡大を目指してプログラマティックビジネスの提携を拡大した。
Publicis傘下のProdigious、Translate Plusを買収
Publicis傘下でクロスメディアプラットフォームを提供するProdigiousは、提供するコンテンツの世界各国でのローカライズ展開を見据えて翻訳プラットフォームのTranslate Plusを買収した。
Kepler、LiveRampのIdentityLinkと連携開始
米国のデジタルマーケティングベンチャーのKeplerは、独立系エージェンシーとしては最初にLiveRampが先月から提供を開始した人ベースのマーケティングプラットフォーム「IdentityLink」と提携した。
Tremor Video、バイサイドプラットフォームをTapticaに5,000万ドルで売却
Tremor Videoは、セルサイド側の動画広告プラットフォームに注力するためにバイサイドプラットフォームをTapticaに5,000万ドルで売却したことを発表した。
Taboola、Digital Elementと提携しIPアドレスターゲティングを強化
コンテンツディカバリープラットフォームのTaboolaは、IPアドレス判別技術大手のDigital Elementと提携しIPアドレスターゲティングを強化したことを発表した。
Criteo、2017年第2四半期の好調な業績を発表
Criteoは、2017年第2四半期の業績を発表した。売上高は前年比33%増、クライアント総数は1万6,000超えとなった。
また、次世代ヘッダー入札技術Criteo Direct Bidderは早くも世界450件以上のパブリッシャーに接続された。
IAB、AIと機械学習のマーケティング応用に関するワーキンググループを初めて設置
IABは、今後増加すると予想されるAIや機械学習の技術をマーケティングに応用することに関するワーキンググループを初めて設置し、100以上のメンバーを集めて議論し、明確な定義などを策定する。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。