先週のグローバルアドテクシーン:Chartboost、スマホゲームユーザー在庫向けの「Chartboost Exchange」をリリース
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
Videology、2017Q2の決算を発表
Videologyは、2017Q2の決算を発表した。Q1と比べてビデオリニア広告の収益が同プラットフォーム上で150%増加したことを発表した。
Chartboost、スマホゲームユーザー在庫向けの「Chartboost Exchange」をリリース
モバイル広告プラットフォームのChartboostは、同社が取り扱うスマホゲームアプリの在庫に広告配信ができる「Chartboost Exchange」をリリースした。数多くのゲームユーザーに向けての配信が可能となる。
Merkle、データドリブンマーケティングのSokratiを買収
Merkleのインド法人は、データドリブンマーケティングのSokratiを買収した。
同社の買収で同地域での拡大を目指すと共に協業している電通イージスのインド戦略も支援する。
Adobe、Adobe TargetにAIを利用したパーソナライゼーション機能を追加
Adobeは、Adobe Marketing Cloudの中のA/BテストツールであるAdobe TargetにAIと機械学習を利用したパーソナライゼーション機能を追加したことを発表した。
モバイルアプリデベロッパーのDotC、シリーズBで3億5000万ドルを調達
2015年に設立されたモバイルアプリの開発システムからコマーシャルまで行うDotCは、Zeus EntertainmentのリードでのシリーズBで3億5000万ドルを調達した。
comScore、新たなデータ視覚化と検索ツール「MyMetrix Explore」をリリース
comScoreは、メディアがマルチプラットフォームでのデータ分析を効率化させることを目的に新たなデータ視覚化と検索ツール「MyMetrix Explore」をリリースした。
inMarket、1stPartyのロケーションデータをトレーディングデスクに提供開始
2010年からリアル店舗の位置情報データを扱っているinMarketは、1stPartyのロケーションデータを、プログラマティック取引を行うトレーディングデスク向けに提供を開始した。
Namogoo、シリーズAで800万ドルを調達
最先端のロジックで不適切なコンテンツへの広告配信を制御するサービスを提供するベンチャーであるNamogooは、GreatPoint Venturesの主導のシリーズAで800万ドルを
調達した。
Cuebiq、IoTデバイスデータをマーケティング向けに提供開始
位置情報データなどリアル行動データを提供するCuebiqは、IoTデバイスの利用データなどのオーディエンス情報をマーケティング向けに提供開始した。
Sticky Content 、Nativoと共同でネイティブ広告ネットワークを開発・提供開始
コンテンツ制作エージェンシーであるSticky Contentは、ネイティブ広告プラットフォームのNativoと共同でネイティブ広告ネットワークを開発・提供開始し、コンテンツの拡散力を高める。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。