先週のグローバルアドテクシーン:popIn、韓国・台湾にて本格営業開始、Adblock Plus運営会社、少額決済のFlattrを買収
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
Adform、Drawbridgeとクロスデバイス領域で連携
広告プラットフォームのAdformは、デバイス横断での特定技術を持つDrawbridgeとデータ連携を行い、クロスデバイスでのキャンペーン展開を強化する。
popIn、韓国・台湾にて本格営業開始
popInは、韓国・台湾にてそれぞれ本格営業を開始する。韓国では月間3.5億以上、台湾では月間8億以上のPVの実績がある。
LinkedIn、リードジェネレーション型広告の提供開始
LinkedInは、モバイルコンバージョンへの障壁を無くし高品質のリードをスポンサードコンテンツを通じて獲得できるリードジェネレーション型広告の提供を開始した。
Videology、「Knowledge Labs」にヘッダー入札を追加
Videologyは、業界の業務従事者向けの教育サービス「Knowledge Labs」に動画広告におけるヘッダー入札の項目を追加した。
Sticky、コンテンツオプティマイゼーションサービス「Sticky AdVantage」を提供開始
アイトラッキングサービスなどを提供しているStickyは、同社のアイトラッキングで蓄積したノウハウやデータを元にしたコンテンツオプティマイゼーションサービス「Sticky AdVantage」を提供開始した。
電通、デジタルマーケティング会社「リープフロッグ社」を買収
電通は、米国で95年に設立され従業員は約150名いる大手のデジタルパフォーマンスマーケティング会社「リープフロッグ社」を買収した。
ニールセン、米国にてオンライン・インストアを連携させた計測を開始
ニールセンは、米国にてオンラインのECサイト購入とPOSデータなどを元にしたリアル店舗での購入を連携させた計測・分析サービスの提供を開始した。
Adblock Plus運営会社、少額決済のFlattrを買収
Adblock Plus運営会社のeyeoは、マイクロペイメント(少額決済)システムを手がけるFlattrを買収した。
コンテンツ課金などでの連携と予想されている。
Google、新たな認定制度「Marketing Mix Model Partners」を発表
Googleは、オフラインも含めた幅広いアトリビューション分析をマーケティングに活用させることを目的に新たな認定制度「Marketing Mix Model Partners」を発表した。
イニシャルパートナーとしては、Marketing Management Analytics, Neustar MarketShare, Nielsenの3社が認定された。
Rubicon Project、動画ヘッダー入札タグの実績を発表
Rubicon Projectは、動画でのヘッダー入札タグ「FastLane for Video」の最初の実績を発表した。通常のタグと比べて二桁%のCPM増加が確認された。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。