先週のグローバルアドテクシーン:2016年、米国のディプレイ広告費の73%がプログラマティック経由へ
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
Twitter、Twitter Audience Platform上でネイティブ広告を活用したスマホアプリのインストール促進を可能に
Twitterは、Twitter Audience Platform上でネイティブ広告を活用した、スマホアプリのインストール促進を可能にしたことを発表した。
Unruly、アウトストリーム動画SSP「UnrulyX」においてデマンドの統一管理を実現
Unrulyは、アウトストリーム動画のSSP「UnrulyX」において、プログラマティックやダイレクトなどの様々なデマンドを媒体社が統一で管理できる機能を発表した。
Google、クロスデバイスターゲティング・リアル店舗のアトリビューション・TVCM計測をリリース
Googleは、クロスデバイスでのリターゲティング・リアル店舗のアトリビューション・TVCMのブランドリフト計測という3つの大型のマーケティング機能のリリースを行った。
AppLovin、中国系の投資会社Orient Hontai Capitalに約1,400億円で買収される
アプリマーケティングのユニコーン企業AppLovinは、中国系の投資会社Orient Hontai Capitalに約1,400億円で買収され傘下に入ることを発表した。
2016年、米国のディプレイ広告費の73%がプログラマティック経由へ
eMarketerの最新の調査によると、2016年の米国のディプレイ広告費の73%がプログラマティック取引経由であったことが明らかになった。
昨年は、65%であっため8%の増加となった。来年には78%に達すると予想されている。
Adform、プログラマティックネイティブ広告に対応開始
Adformは、同社のDSPにおいてプログラマティックネイティブ広告に対応を開始したと発表した。
SharethroughやMoPubなどの4つのSSPと接続する。
AppNexus、LinkedInのディスプレイ広告の取扱を開始
プログラマティックプラットフォームのAppNexusは、LinkedInのディスプレイ広告を同プラットフォームでの取扱を開始した。
AppNexusを経由してLinkedInに配信が可能となる。
DataXu、AIを利用したモバイル広告のオプティマイゼーション機能をリリース
DataXuは、AIを利用してモバイル広告を最適化させる「Mobile Optimizer for Advertisers」を広告主向けに開放したことを発表した。
Google、ユーザーの行動意欲の高まりを捉えやすくするために検索広告を強化
Googleは、ユーザーの行動意欲の高まり(momentum)を捉えやすくするために検索広告を強化することを発表した。
AppNexus、News Corpらから3,100万ドルを調達
AppNexusは、News Corpからの1,000万ドルの投資を中心に3,100万ドルを調達した。
News Corpとはこの資金調達をきっかけに戦略的な提携をさらに強化する。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。