先週のグローバルアドテクシーン:Instagram広告主が全世界で50万を突破、TubeMogul、ネイティブ広告に対応を開始
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、主に先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
電通、英国のコンテンツマーケティングとネイティブ広告配信の大手「アビッド・メディア社」に出資
電通は、英国のコンテンツマーケティングとネイティブ広告配信の先進企業である「アビッド・メディア社」に出資を行った。
Videology、Screenvision Mediaと提携しTVとオンライン動画と同一に映画広告でもターゲティング配信開始
Videologyは、映画広告ネットワーク大手のScreenvision Mediaと提携し、TVとオンライン動画と同一プラットフォームで映画広告にもターゲティング配信を可能にした。
電通、インドのPR会社「パーフェクト・リレーションズ社」を買収
電通は、94年に設立されたインドでの大手PR会社を買収し、海外本社イージスの子会社化を行ったことを発表した。
The Trade Desk、米国NASDAQに上場
日本でも事業を展開しているThe Trade Deskは、9/21に米国NASDAQに上場した。
上場後の新規株式公開価格は1株あたり18ドルであったが、初値は大幅増の28.75ドルを付けた。
PubMatic、Rubicon Projectなどから新たに2名のマネージメントメンバーを採用
PubMaticは、媒体社連合の取り組みなどの強化を目的に元Rubicon ProjectのSVPなど2名のマネージメントメンバーを採用したことを発表した。
TubeMogul、ネイティブ広告に対応を開始
TubeMogulは、ネイティブ広告フォーマットに対応を開始した。
モバイル・デスクトップなどを横断して配信することが可能になる。
TubeMogul、ディスプレイ広告のアルゴリズムの強化と提携先の拡大を発表
動画広告中心のTubeMogulは、需要の拡大を受けディスプレイ広告の大幅の強化を発表した。
Integral Ad Scienceと提携したpre bid機能の追加やPMPの連携先の強化などである。
ispDigital、マーケティングテクノロジー企業のAntevenioを買収
TDのDigilantなどを抱えるマーケティング企業のispDigitalは、マーケティングテクノロジー企業のAntevenioを買収しオウンドメディア領域の強化を発表した。
電通、米国のOOH専門の広告会社「C2Cアウトドア社」を買収
電通は、2007年に設立された米国のOOH専門の広告会社「C2Cアウトドア社」を買収し、海外本社イージスの完全子会社化を発表した。
海外買収を強化している様子が伺える。
Instagramの広告主が全世界で50万を突破
Instagramは全世界でInstagramの広告主が50万を超えたことを発表した。
2015年10月にグローバルで本格的に広告提供を開始して以来、2016年2月には広告主が20万を突破、その後半年間で広告主数は2倍以上の伸びとなった。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。