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先週のグローバルアドテクシーン:Teads、アジア地域拡大にむけて4,700万ドルを調達

 
 

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

Google、AdWordsにおいてモバイル ファースト時代に対応する 3 つの広告イノベーションを提供開始

Googleは、5 月に開催された Google Performance Summit において発表していたモバイルファーストに対応するAdWordsの3つのアップデートを具体的に提供開始したことを発表した。
拡張テキスト・レスポンシブなネイティブ広告・デバイス別入札単価調整の3つとなる。

Teads、アジア地域拡大にむけて4,700万ドルを調達

アウトストリーム動画広告ベンダー大手のTeadsは、アジア地域での拡大を目的に4,700万ドルを新たに調達した。

OpenX、Pixalate’s Global Seller Trust Indexで引き続き首位を獲得

OpenXは、広告プラットフォームの在庫品質を測るPixalate’s Global Seller Trust Indexにおいて前調査に引き続き米国での首位を獲得した。

Rubicon Project、2016 2Qの決算を発表

Rubicon Projectは、2016 2Qの決算の発表を行った。
モバイル・動画・ダイレクト取引などの注力商品が牽引し、昨対比で33%の収益増加となった。

Criteo、APAC地域強化のために新たなディレクターを採用

Criteoは、APAC地域の急速に拡大する市場に対応するために、専属のディレクターを新たに採用した。Chang氏は、台湾の放送局の出身。

PubMatic、英国最大のBluetoothビーコン事業者のProxamaと提携

SSP事業者のPubMaticは、英国最大のBluetoothビーコン事業者のProxamaと提携し、それらのデータを利用したPMP取引を開始する。

AdAsia Holdings、動画広告ソリューション「AdAsia Video Network」と 「AdAsia Video Production」を同時に提供開始

AdAsia Holdingsは、動画広告ソリューションを2つ同時に発表した。
1つはアウトストリーム型の動画広告ネットワークで、一方は動画広告作成フォーマットとなる。

Criteo、2016 2Qの決算を発表

Criteoは、2016 2Qの決算を発表した。
昨対比で売上36%成長、4億700万ドルに達するなど引き続き力強く成長している印象。

Vector Capital、Sizmekを1億2,200万ドルで買収

第三者配信老舗のSizmekは、投資ファンドのVector Capitalに1億2,200万ドルで買収されることになった。
Sizmekはネット広告黎明期から第三者配信サービスを行っており、従業員は約1,000人程有する大手である。

CNN、ネイティブ広告プラットフォームSharethroughと提携しネイティブ広告の提供を開始

CNNは、ネイティブ広告プラットフォームのSharethroughと提携して、ネイティブ広告の提供を開始した。
既に不動産会社のCapitaLandなどの案件を実施し始めている。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。