アドテクを活用して位置情報ゲームを支援
今話題の位置情報ゲームのマネタイズをアドテクで支援するという新しいサービスが、絶妙なタイミングで登場した。
位置情報を活用したビジネスソリューションを提供するジオロジックは、位置情報ゲームのマネタイズを支援する「位置ゲー収益化キット」をリリースした。
このサービスは、位置情報ゲームから得られる様々なデータをアドテクノロジー企業らへ販売するオーディエンスデータ販売プラットフォームや、同社が運営するGeoLogic SSPを利用した高単価な位置情報広告掲載などを通じて位置情報ゲームの直接的な収益化を行うことが可能。
また、開発者向けに来店顧客分析レポートを提供し、ゲーム内でアイテム配布ポイントやスポットを提供してもらう店舗スポンサーを獲得する際のスポンサー獲得を支援する。
その他にも「位置ゲー収益化キット」を利用する開発者向けに、位置情報ゲームを構築する上で必須のユーザーをチェックインさせるために必要な、全国のスポットのデータをすぐに使える形式で提供をするとのことである。
モバイルアプリゲーム市場では、F2P以外にも広告などの新たなマネタイズ手段への関心が高まっており、開発者にとっては嬉しいサービスとなろう。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。