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フリークアウトがDSPのRTBエンジンを刷新、パフォーマンスを大幅に改善

DSP国内大手のフリークアウトが、FreakOut DSPのRTBエンジンを刷新した。同社によると「過去最大規模」とのことであり、その結果大きなパフォーマンスの改善がみられたようだ。

同社は、2014年にYahoo!JAPANで10年間広告配信技術に関する責任者を務めたキャリアを持つ現 CTOの明石信之氏を招き、同氏を中心にサイエンスチームを立ち上げて以降、FreakOut DSPのRTBエンジンの改良を重ねてきた。

「従来のRTBエンジンによる広告配信は、(過去の)統計情報を元にした最適化というロジックであり、ネットでリアルタイムに起こる突発的なユーザー行動の変化に対応しきれなかったが、機械学習エンジンの搭載により、将来も含め予測困難な事象にも対応することが可能になった。また、マーケットのスマートフォンシフトを背景に、そこにフォーカスしたパフォーマンスの改善に取り組んだことも今回の成果に繋がった。」(明石氏)とのこと。
余談だが、開発チームの中心メンバーには、Yahoo!JAPAN出身者が揃っている。

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RTBエンジンの改良は、ネイティブ広告対応も含まれており、子会社のM.T.Burnが運営するネイティブ広告向けアドネットワーク“Hike”とのRTB接続により、インフィード・ダイナミックリターゲティング広告の提供も開始している。

このプロダクトに関して、同社は今年1月前半に実施したダイナミックリターゲティング広告のテスト配信結果を元に、先行する競合他社とも互角に戦える結果であったと確信を得ている。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。