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先週のグローバルアドテクシーン:GroupM、グローバルでの2016年広告費予測を発表 -今年よりも4.5%増加の予測-

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広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、先週に起きたグローバル市場のトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

ONE Mobile、Moatと提携を発表

モバイルの広告フォーマットなどのソリューションを提供するONE Mobileは、Moatと提携をした。Moatの技術を利用して、in-AppのViewabilityの計測が可能になる。

Google、トライアル・ラン広告など2種類の新広告フォーマットを発表

Googleは、アプリインストールに関する2つの新フォーマットを公開した。

1つはインタラクティブ性の高いリッチフォーマットであり、もう1つは今回注目のトライアル・ラン広告である。こちらは、インストールしなくてもアプリを60秒間試用することができるというものになる。

OpenX、6ヶ月連続でGlobal Seller Trust Indexで首位を獲得

OpenXは、広告ネットワークの在庫品質を第三者機関として評価しているGlobal Seller Trust Indexのランキングで6ヶ月連続首位を獲得した。Googleからその場を獲得してから安定して品質を保っていることになる。

Rubicon Project、Coleman氏を新たな役員に迎え入れる

Rubicon Projectは、アニメ制作会社のDreamWorksで上級職を複数年務めていたColeman氏を新たな役員として迎え入れた。

GroupM、グローバルでの2016年広告費予測を発表 -今年よりも4.5%増加の予測-

WPPグループのGroupMは、グローバルにおける2016年の広告投資予算の予測を発表した。

予想では220億ドルの増加となり、今年よりも4.5%の増加が見込まれると予想した。

Eyeotaが日本に拠点を開設

グローバルで15億のユニークオーディエンスデータを保有するパブリックDMPのEyeotaが、日本に拠点を開設し、本格参入する。同社はグローバルで数多くのメディアや広告配信プラットフォーム、エージェンシーなどとの提携を進めてきたが、日本でも独自のパートナーの獲得を図り事業拡大を目指す。

韓国2015年のモバイル広告支出額は9400億ウォン(約940億円)規模に

モバイルキャリアKT傘下の経済シンクタンクDigiecoが、今年2015年の韓国国内モバイル広告支出額は9400億ウォン(約940億円)になるとの見通しを示した。現地のYONHAP NEWS AGENCYが報じている。スマートフォンの普及とモバイル広告配信プラットフォームにおけるデータ活用の促進が、モバイル広告支出拡大の要因としている。

一方、PC向けインターネット広告支出額は、2兆4000億(約2400億円)ウォンと見通している。

YouAppi、獲得系向けビデオ広告ソリューションをリリース

モバイル向けの獲得系広告ソリューションのYouAppiは、新たにビデオ広告ソリューションの提供も開始する。動画でキャンペーン内容を訴求することで効率のよい獲得を目指す。

MediaMath、Skimlinksのデータターゲティングソリューションと連携

MediaMathは、メディアマネタイズプラットフォームのSkimlinksと提携をする。Slimlinkが持つオーディエンスへのダイレクトな接続はDSPではMediaMathが初となる。

メールマーケティングのLiveIntent、デンマークのスタートアップMojnを買収

メールマーケティングソリューションのLiveIntentは、2009年に設立されたデンマークのスタートアップMojnを買収した。Mojnはヒューマンベースのターゲティングを行う技術を有している。

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。