先週のアドテクシーン: Facebook、Supershipとオーディエンスネットワーク拡大に向けたパートナー契約を締結
広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。
グルーバー、コンテンツマーケティング・ネイティブアドの 効果測定・分析ソリューション「TRIVER」の 計測アカウント数が100を突破
オプトグルーブのグルーバーが提供する効果測定ソリューションのTRIVERは、2014年11月のサービスリリース以降、約1年で累計アカウント数が100を突破した。コンテンツアドに注目が集まったことで、利用者も増加した。
Facebook、Supershipとオーディエンスネットワーク拡大に向けたパートナー契約を締結
Facebookは、同社のオーディエンスネットワークの国内での普及に向けて、Supershipとパートナー契約を締結した。(PDF) Supershipは、Facebookが提供するオーディエンスネットワークにおいて世界で初めてとなるSSPパートナーとして、国内でのパブリシャーネットワークの構築を協力する。
GMOアドパートナーズ、アドテクノロジー領域の成長加速に向けグループ内3社を経営統合
GMOアドパートナーズは、傘下にあるアドテク関係会社を統合することで成長加速を狙う。具体的には、GMOアドマーケティング・GMOモバイル・アドクラウドの3社を2016年1月1日付けで経営統合(合併)する。
LINE、タイムラインにおける新たな広告配信を12月1日よりトライアル運用を開始
LINEは、タイムラインエリアでの広告配信を一部の企業を対象に12月1日よりトライアルで運用を開始することを発表した。11月から自社広告でテストをしており、次のステップに進んだ形となる。
ジーニー、「Geniee DMP」無償版を12月より提供開始
ジーニーは、WEB向け、アプリ向け双方のDMPの無償版の提供を開始する。蓄積できるMAUの量の上限やパブリックでのデータ利用しかできない等の制限はあるが、基本的な機能はすべて利用できるモデルとなっている。
LINE、「LINEアカウントメディア プラットフォーム」を発表
LINEは、プラットフォームの外部メディア開放を始める。第一弾として24の媒体と提携し、LINE NEWSでの外部NEWSの配信を始めた。広告はレベニューシェアモデルであるが、50%がLINEに入る形となる。
Yahoo! JAPAN、「Yahoo! MOBILE INSIGHT」を提供開始
Yahoo!JAPANは、モバイルアプリのプロモを行うユーザ向けに新たなレポートツールの提供を開始する。国内でも拡大する海外のスマホ広告計測ツール同様に、広告計測だけでなくアプリ自体のアクセス分析も行える仕様となっている。
メタップス、人工知能を用いたアプリ向けグロースハック自動化ツール「Metaps Automation」の提供を開始
メタップスは人工知能を利用したリテンション施策ソリューションの提供を開始した。アプリ運営者にとりユーザーのアプリインストール後は、継続利用してもらうことが課題になるが、その部分を同社の膨大な分析データを元に人工知能がレコメンドを行うことで補う。
D2C、2015年デジタル広告界総まとめを公表
D2Cが、同社が運営するブログD2Cスマイルで、今年のデジタル広告業界のトピックスのまとめを公表した。「ネイティブ広告」、「動画広告」、「広告悪用」、「IoT」などのトピックスに分けて、サマライズすると同時に、関連ニュース記事をとりまとめて紹介している。
セプテーニ、YDNのAPIを利用したYahoo! JAPANのインフィード広告の運用を開始
セプテーニは、YDNのAPIを利用してスマホ版Yahoo! JAPANに配信されるインフィード広告の運用を開始した。Yahoo! JAPANが提供するYDNの APIを利用し、グループで運営する広告運用最適化ツール「PYXIS(ピクシス)」に、インフィード広告の最適化機能を搭載した。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。