GMOアドパートナーズ、アドクラウドを完全子会社化完了
GMOインターネットグループのネット広告事業部門のホールディングスカンパニーであるGMOアドパートナーズが7月10日、国内アドテクベンチャー企業として知られるアドクラウドの買収を完了、完全子会社化した。
アドクラウドは2008年の設立以来、パブリッシャーやアドネットワーク運営者に対するアドサーバーや、DMP、DSPなど、アドテクノロジー領域において多くのサービスを自社開発・提供を行ってきた。特に膨大なインプレッションに対し少ないサーバー台数で配信を行うインフラ基盤の設計・開発を得意としている。
GMOアドパートナーズは、アドクラウドを買収することにより、GMOインターネットグループ全体におけるアドテクノロジー領域の技術開発力を強化する。
同社グループにはすでにSSPがあるが、今回の買収によりDSP、DMPも保有することとなる。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。