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先週のアドテクシーン: グルーバー社とGMOリサーチ社、ネイティブアドのブランドリフト効果の測定サービス提供開始

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(ライター:岡 徳之

広告テクノロジー業界を定点観測するExchangeWire編集部が、過去一週間に起きたトピックの中から特に注目すべきものをピックアップしてお届けする。

 

 
アドゲイナー、「DoubleClick Search」にコールトラッキングデータを反映した運用サービスを開始
コールトラッキングツールのアドゲイナーに貯められたコールトラッキングデータが「DoubleClick Search」へ自動的に反映されるようになった。これまでは手動で連携しなければならなかったため、運用の効率の大幅の改善が見込める。

 

Rubicon Project、モバイル広告に関する直近2年間の軌跡を公表
Rubicon Projectは、同プラットフォーム内における、2013年からのモバイル広告の成長の軌跡を公表した。(英語) 2013年の同期比で1300%成長しており、ネット広告の全体の20%以上をすでにモバイル広告が占めているという。(英語)

 

PubMatic、Integral Ad Scienceと提携し在庫信頼性の向上を目指す
PubMaticは、Integral Ad Scienceと提携し、広告におけるフラウド(不正行為)の排除やViewability(可読性)の向上を行い、広告在庫の信頼性のさらなる改善を目指す。(英語) 前身がAdSafeであるIntegral Ad Scienceは、古くからアドベリフィケーションを行っている企業である。

 

DACのDMP「AudienceOne」、アドイノベーションの広告効果測定ツール「AdStoreTracking」と連携
DACのDMPである「AudienceOne」は、DACが出資するアドイノベーションが提供するモバイル広告計測SDKの「AdStoreTracking」と提携した。これにより、トラッキングしたデータをDMPに戻すことや、DMPのデータをトラッキングデータと掛け合わせることなどが可能となる。

 

AOLプラットフォームズ・ジャパンのSSP「MARKETPLACE」、DSP「ScaleOut」とRTB接続を開始
AOLプラットフォームズ・ジャパンのSSP「MARKETPLACE」とmediba傘下のスケールアウトが提供するDSP「ScaleOut」が接続を開始した。国内同士の大手プラットフォーマーの接続となる。

 

サイバーエージェントの「AMoAd」、「Yahoo!アプリインストール広告」と連携
サイバーエージェントのアドテクスタジオが提供するスマートフォンアドプラットフォーム「AMoAd」は、先日リリースされ注目が集まっている「Yahoo!アプリインストール広告」と連携を開始した。国内の大手アプリ広告部門同士の連携となる。

 

ファンコミュニケーションズ、ターゲティング広告配信サポートツール「nex8 tracking」β版提供開始
アフィリエイトを中心としたインターネット広告事業を展開するファンコミュニケーションズは、新たな広告ツールのβ版を公開した。新たなツール「nex8 tracking」は、ECアプリをターゲットとしており、計測SDKとそのデータを利用したターゲティング広告機能を一体にしたものである。

 

ネイティブアドプラットフォームの「Polar」、AdMeldやMoPubでリーダーを務めたAdam氏を迎え入れ
プレミアム媒体向けにネイティブアドプラットフォームを提供するPolarは、同じくアドプラットフォームを提供するAdMeldやMoPubでリーダー職を歴任したAdam Klee氏をVPとして迎え入れた。(英語) 同氏はプレミアム媒体向けのサービス全般に責任を持つことになる。

 

グルーバー社とGMOリサーチ社、ネイティブアドのブランドリフト効果の測定サービス提供開始
オプトグループのグルーバーは、GMOインターネットグループのGMOリサーチとコンテンツ型ネイティブアドのブランドリフト効果を可視化・レポーティングするサービスの提供を開始した。広告の接触/非接触だけでなくコンテンツの閲覧度合いによる態度変容の違いを分析することが可能となる。

 

Ooyala、世界中のオンライン動画配信状況や視聴傾向をまとめた調査レポートを公開
動画配信プラットフォームのOoyalaは、世界中のオンライン動画配信状況や視聴傾向が分かる指標調査レポート「Global Video Index Report」の最新版(2015年第1四半期 / 2015年1月~3月)を公開した。(英語) 今期のレポートでは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末での動画視聴が、オンライン視聴全体の42%を占めたことが明らかとなった。またスマートフォンがモバイル視聴の伸びを牽引し、タブレットでの視聴の4倍となった。

 

 

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。