ジオロジック、駅の遺伝子「駅ゲノム」をヴァル研究所と共同開発
位置情報を活用したマーケティングソリューションを提供するジオロジックは、「駅すぱあと」シリーズで知られるヴァル研究所にエリアマーケティングのための地理情報データベース「ジオゲノム(GeoGenome)」を提供し、全国の鉄道駅の利用者特性を明らかにしたデータ「駅ゲノム」を共同開発した。
「駅ゲノム」とは、ヴァル研究所が保有する駅情報とジオロジックの保有する地域情報をかけ合わせたもので、駅の利用者圏を分析し、「都心へ通勤独身貴族」「子育てマイホーム」「中高年ファミリーの持ち家高級住宅街」などの居住者の特徴を表現した36のジオゲノムクラスターを、全国の駅に対して割り当てたもの。
駅に対して描くイメージは個人により様々であり、言語で形容することが困難であるが、「駅ゲノム」はデータにより裏打ちされた言葉で駅を説明することが可能となる。
また、路線を越えて、集う人々により駅のグルーピングが可能となり、地理的に離れた駅を横断してマーケティング施策を打つことが実現される。
例えば「駅ゲノム」を活用することで、漠然としたイメージとしての「セレブな路線」に対してではなく、全国に散らばる「セレブな駅」に対して施策を打つことが可能となる。
「駅ゲノム」は7月1日(水)にヴァル研究所が販売を開始する。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。