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ファンコミュニケーションズの「nex8(ネックスエイト)」、新たにAndroid OSのリエンゲージメント広告配信に対応開始

nex8

ファンコミュニケーションズが運営する「nex8(ネックスエイト)」が、2015年5月よりAdID (Advertising ID)を使用したターゲティング広告の提供を開始したことを、5月29日に公表した。
 

 

「nex8」は、ファンコミュニケーションズが運営するスマートフォン向けのターゲティング広告配信プラットフォーム。同社が運営する「nend」がアドネットワークである一方、「nex8」はRTB配信をおこなうための、いわばDSPに位置づけられる。

(図) アプリプロモーションの流れ

「nex8」はすでに2014年4月に、IDFAを使いiOS端末向けターゲティング広告配信を開始しており、今回のAdID使用開始により「nex8」を通して、広告主はiOSとAndroidの両OSにてリエンゲージメント広告配信が可能となる。

 

リエンゲージメント広告は、既にアプリをインストールしているユーザーを対象に、休眠ユーザーの掘り起こしなどに使用される。

アプリ広告主が自社で保有している広告識別子を利用してユーザーの状態(例:アプリのインストールや起動の有無等)を識別し、ユーザーごとに最適化したターゲティング配信を行う仕組み。

 

同社は、従来のアプリプロモーションは、新規ユーザー獲得(新規ダウンロード)を目的とするものが一般的であったが、現在大手アプリ広告主などを中心にリエンゲージメント広告のニーズが出てきており、今後スマートフォン上でのターゲティング配信の需要は伸びていくと予想している。

 

 

 

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。