米国SSP PubMaticを時事通信やソネットなど国内パブリッシャー60社が導入
DSP LogicAdを運営するソネット・メディア・ネットワークスと、米国PubMatic, Inc.の日本法人パブマティックが国内で共同運営する大手パブリッシャー向けSSP「PubMatic」。その日本国内の導入件数が60社を超えた。
グローバル展開を進めている世界有数のSSP PubMaticが日本に参入したのは、2014年4月のこと。「真のSSP」をサービスコンセプトに掲げる同社は、パブリッシャーへの啓蒙活動を続け、「予想より早いペース」で導入を進めてきた。今回の導入先には、時事通信、ソネット、マイナビなどが含まれている。
PubMaticは、国内では既にLogicAdをはじめ、FreakOutやScaleOutなどの有力DSPとの接続を行っている。
米国PubMatic, Inc.は3月2日、一部のパブリッシャー及びBidSwitch、MediaMath、TURN、FiksuなどをはじめとするパートナーDSP各社を対象に、プラットフォームのネイティブ広告対応を開始することを発表した。
現在は、デスクトップ、モバイルWeb、アプリへの広告配信が可能。RTB配信、プライベートマーケットプレイス、モバイルアドサーバーからの広告配信に対応しており、今後はAutomated Guaranteed(在庫予約型で単価が固定された取引)などにも対応していく予定だと言う。
(編集:三橋 ゆか里)
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。