アドテクベンチャー企業がスマホ対応に向けて大きく前進。Fringe81が4億2000万円の資金調達
第三者配信アドサーバーや広告運用サービスを提供する国内アドテクベンチャー企業Fringe81(代表取締役社長:田中 弦 氏)が第三者割当増資により総額4億2000万円の資金調達を行った。
引受先は、株式会社アイスタイルキャピタル、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズが運営する投資事業組合、グリー株式会社、株式会社電通デジタル・ホールディングスが運営する投資事業有限責任組合、TBSイノベーション・パートナーズ合同会社が運営する投資事業組合である。
今回の資金調達は、スマートフォン領域に注力した事業構想を実現するためのものとしている。
同社はRSS広告を取り扱うRSS広告社として、2005年にネットエイジグループから独立して設立、その後バナー広告のクリエイティブ最適化サービスiogousなどユニークなサービスを提供してきた。
2008年にRSS広告社から現社名に変更、アドテクノロジー関連のプロダクトとして第三者配信アドサーバー・アトリビューション分析digitaliceや、タグマネジメントツールTagKnightなどを持つほか、ディスプレイ広告運用支援も行っている。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。