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NEWS: 電通デジタル・ホールディングスが米Maxifier社へ出資、プレミアム広告市場の牽引強化

電通デジタル・ホールディングス(DDH)は8月28日、同社が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて米Maxifier(マキシファイア)社に出資したと発表した。

Maxifierは、オンライン・メディアを収益源とする媒体社に対し、アド・ネットワーク、アド・エクスチェンジ、SSP(Supply Side Platform)など、多様化した収益チャネルを横断して収益を最大化するソリューション「ADMAX」を提供している。

ADMAXはログ方式を採用しているため、煩雑なタグ管理が不要で、外部データを含めアドサーバー上のあらゆるログをもとに最適化分析ができるのが特徴。ADMAXとアドサーバーを連携すれば、リアルタイムでの最適化も可能だという。

ADMAXはプレミアム媒体向けのソリューションとして、欧米の大手媒体社成果を上げている。またMaxifierは先日、日本支社を設立し、日本とアジア市場での本格的なビジネス展開を開始した。今後は、サイバー・コミュニケーションズを中心に、電通グループとMaxifierが連携し、アジア市場全体を視野に入れた共同事業展開を検討する。

ABOUT 大山 忍

大山 忍

ExchangeWire Japan 編集長

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)に関する執筆・講演を行う。