パーソナル広告サービスを提供するサイジニアは3月7日、レコメンデーション付き動画広告「デクワス.VIDEO」を京セラコミュニケーションシステムが提供する広告配信プラットフォーム「デクワスス.DSP」に対応したと発表した。これにより、認知・興味喚起に効果的な動画広告から、コンバージョン獲得に効果的なレコメンデーション広告をシームレスに運用することが可能になる。

従来の動画専用DSPを利用した場合、ブランディング目的の動画広告と、コンバージョン目的のリターゲティング広告を、異なるプラットフォームで運用する必要があった。今回の連携により、広告主は動画広告で新規ユーザーの自社サイトへの初回訪問を増やし、それらのユーザーに対してリターゲティング広告を行うことにより、認知からコンバージョンまでのユーザーの態度変容の変化に対応した広告接触の設計が可能となる。

また、サイジニアが独自に開発した新規潜在顧客むけのターゲティング機能「ソックリターゲティング」により、既存顧客と嗜好が類似するサイト未訪問の新規ユーザーに対し、動画広告を効果的に配信することが可能となる。

ABOUT 大山　忍

ExchangeWire Japan　編集長

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併。
2007年1月にオムニチュア株式会社（現Adobe）に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベスト プラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス（データ主導の組織・仕組化）に関する執筆・講演を行う。