×

電通とOgury Japan、独自のペルソナ分析をメディアターゲティングに反映させる 「dentsu persona hub」を提供開始

株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑、以下「電通」)と、独自調査データを活用したペルソナターゲティング※1広告をけん引するOgury Japan株式会社(本社:東京都港区、Country Director:松本 亮、以下「Ogury」)は、両社の独自データを掛け合わせてペルソナ分析を高度化し、それをデジタル広告配信時のメディアターゲティングにそのまま活用できるサービス「dentsu persona hub -powered by Ogury-(以下「dentsu persona hub(デンツウ ペルソナ ハブ)」)」を10月30日より提供開始した。これにより、ターゲットの解像度を高めつつ、生活者に寄り添った最適なデジタル広告配信を実現することが可能になる。

 

ペルソナターゲティングは、広範囲の興味関心データなどを基にターゲットの解像度を高め、広告効果を向上させることができる手法である。一方で、従来のデジタル広告では、配信プラットフォーム上であらかじめ決められた性年代別や興味関心の項目からターゲットを指定する必要があり、ペルソナ分析結果を広告配信に精緻に反映させることが難しいという課題があった。このため、戦略的に描いたペルソナ像にあわせた柔軟なメディアターゲティングが難しく、広告の効果が十分に発揮されないケースが多かった。

「dentsu persona hub」では、これらの課題に対し、Oguryの独自データと電通の各種生活者調査データ※2を統計的に加工・分析し、オーダーメイドなペルソナを明らかにする。その結果を、Oguryの提携先メディアを中心とした広告枠への配信に活用することが可能となった。

 

具体的には、以下のサービスが提供される。

 

1.オーダーメイドペルソナ分析※3
 Oguryのデータモデルの中核である15億以上のデータポイント※4と、電通の各種生活者調査データに基づく分析を行う。

 

2.ペルソナターゲティング配信
分析結果とファインディングスをOguryのペルソナデータを活用して再現し、広告配信に反映する。

 

3.ペルソナ改善&提案
配信結果を、ペルソナターゲティングの専門家が再分析し、改善と提案を行う。

 

生活者に対し、より親和性の高い広告配信を可能にするとともに、新たなペルソナを発見することで、さらなる広告配信パフォーマンスの向上が実現する。

電通は今後、生成AIの活用や、利用可能なデータベースの数を増やすことで「dentsu persona hub」における分析や配信の精度向上を図り、生活者の興味関心に寄り添った広告配信によって、プライバシーに配慮したストレスフリーな新しい広告配信の実現を目指す。

 

※1  特定の顧客像(ペルソナ)を詳細に設定し、そのペルソナに対して最適な広告やメッセージを配信する手法。
※2  生活者のさまざまな意識・価値観・商品やサービスとの関与・媒体接触・生活行動を幅広く把握できる電通独自設問による調査データ。
※3  広告配信の付帯サービスとしてターゲット選定のための0次分析を無償対応。
※4  生活者の趣味嗜好(しこう)、性別・年齢・居住地などの人口統計学的な属性、消費行動などをゼロパーティデータとして収集。

ABOUT 角田 知香

角田 知香

イギリス・キングストン大学院にて音楽学の分野で修士号を取得。学校・自治体文化講座等にてアート講座講師として活動後、2024年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。