サイバーエージェント、広告事業に従事する社員一人ひとりに専属AIアシスタントを提供[ニュース]
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on 2024年6月20日 in株式会社サイバーエージェントは広告事業に従事する社員一人ひとりに対し、専属AIアシスタントの提供を開始した。また、広告オペレーション業務の効率化を実現する社内向けアプリケーション「シーエーアシスタント」を開発し、社内へ導入した。
同社では、2023年に広告事業における広告オペレーションの作業時間短縮を推進する「ChatGPTオペレーション変革室」を設置。月間で約23万時間にのぼる広告オペレーションにかかる人的な総作業時間のうち、30%にあたる約7万時間の削減に向けて取り組むなど、生成AIによる効率化を推進してきた。
この度は、生成AI活用により “業務の在り方自体を再構築” し、“AIと人間の協業” をより強固にすべく、社員一人ひとりにAIアシスタントを導入するに至った。また、これに合わせて、新たな社内向けアプリケーションを開発し、さらなる生産性と品質向上の実現を目指していくこととなった。
同社が開発・導入した「シーエーアシスタント」は、生成AIを活用することでインターネット広告にかかわる各種業務をAIがサポートする社内向けアプリケーション。「広告分析」「グラフ作成」「初期構築管理」「テクニカルサポート」「一次回答生成」などを生成AIがサポートすることで、生産性および品質の向上を図っていくのが狙いとなる。
これらの機能により、品質の向上とともに広告オペレーション総時間2.4万時間の削減を図り、顧客の広告効果最大化のための時間を創出していく。また、「シーエーアシスタント」は、同社のインターネット広告事業本部内の営業・コンサルタント一人ひとりを対象とし、9月末までに80%の導入、年内12月末までに対象者全員が使いこなし、AIとともに協働している状態を目指す。
具体的な活用イメージは下記のとおり。
ABOUT 柏 海
ExchangeWireJAPAN 編集担当
日本大学芸術学部文芸学科卒業。
在学中からジャーナリズムを学び、大学卒業後は新聞社、法律・情報セキュリティ関係の出版社を経験し、2018年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。デジタル広告調査などを担当する。