DoubleVerify2024年版グローバルインサイトレポート、リテールメディアはビューアビリティの課題はあるものの、安全なエンゲージメントの機会であることが判明
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on 2024年6月10日 inデジタルメディア測定、データおよび分析向けソフトウェアプラットフォーム企業のDoubleVerify(本社:ニューヨーク、CEO:マーク・ザゴースキー、以下DV)は、『2024年版グローバルインサイトレポート』の調査を実施した。本調査では、約100カ国、2,000以上のブランドによって生成された1兆を超えるインプレッションに基づき、メディア品質とパフォーマンスの傾向を分析している。この独自の調査により、リテール・メディア・ネットワーク(RMN)が提供するビジネス機会に加え、その課題も明らかにしている。RMNは、サードパーティクッキー廃止などの規制の動きも相まって、その豊富な消費者データと、購買時点でオーディエンスにリーチすることが可能であり、好評を得ている。
リテール・メディア・ネットワーク(RMN)は、小売業者が提供する広告チャネルであり、消費者のファーストパーティデータを活用し、自社のプロパティや拡張ネットワーク上でオーディエンスをターゲティングすることが可能だ。RMNが広告主に提供するインベントリーは2種類ありる。
1つ目が、オウンド&オペレーテッド(O&O)広告として小売業者の自社サイトやアプリで展開される広告。
2つ目が、オーディエンス拡張広告として、小売業者のファーストパーティデータを利用してウェブ上の顧客にリーチするものだ。
ブランドスータビリティ(適合性)とアドフラウド(不正行為)
このたびの調査において、RMNはブランドスータビリティ(適合性)とアドフラウド(不正行為)の観点から、メディア品質のベンチマークを上回っており、フラウド(不正行為)率はDV全体の不正ベンチマークより31%も低いという結果となった。また、ブランドスータビリティ(適合性)違反に関しては、DV全体のブランドスータビリティ(適合性)のベンチマークに対して、10%低いことが明らかとなった。
DoubleVerifyのCEOであるマーク・ザゴースキー(Mark Zagorski)氏は、次のように述べている。
「リテールメディアへの投資が急増している状況において、今回のグローバルインサイトレポートの調査が明らかにした数値は、非常に心強い結果と言えるでしょう。ファーストパーティデータが豊富であることに加え、RMNではアドフラウド(不正)やブランドスータビリティ(適合性)違反が他の環境よりも少ないことから、最終的にはメディア品質の向上が広告パフォーマンスを向上させていると言えます」
ビューアビリティ(可視性)とエンゲージメント
RMNが、ブランドスータビリティ(適合性)とフラウド(不正行為)率において平均よりも良かったものの、RMN全体のビューアビリティ(可視性)は、DVのビューアビリティ(可視性)ベンチマークより8%低くなった。具体的には、RMNのO&Oインベントリーの平均ビューアビリティ(可視性)はわずか36%だったが、RMNのオーディエンスエクステンションのインベントリーは73%に達し、非常に高いスコアを記録している。この差異は、ショッピング体験の向上とコンバージョンの最大化を優先しているため、広告のビューアビリティの最適化は後回しになりがちであるという、Eコマースプラットフォームの戦略的な特長を反映している。
O&Oインベントリーのビューアビリティ(可視性)スコアが低いことを懸念する必要はないと、DVは言う。O&Oのインベントリーを、顧客が最も関心を持ちやすい時間に効果的にターゲットを絞ったところ、DVのアテンション(注目度)の基準値よりも183%もの高いエンゲージメント率を達成したからだ。
DoubleVerifyのCEOであるマーク・ザゴースキー(Mark Zagorski)氏は、次のように述べている。
「RMNにおけるオーディエンス拡張とO&Oインベントリーの役割が異なるため、その違いを理解した上で、KPIを設定する必要があります。オーディエンス拡張広告が高いビューアビリティ(可視性)とエクスポージャ(露出)を実現できている一方で、O&Oインベントリーの高いユーザーエンゲージメント率を見落とさないことが重要になります」
【日本向けウェビナー(日本語)】
DoubleVerifyは、2024年6月27日(木)14時より、国内向けウェビナーとして『2024年版グローバルインサイトレポート』の結果に関して解説を行うと発表した。
昨今のデジタルメディア環境は、AIの急速な普及、MFAサイト(広告収益のみを目的としたWebサイト)の急増、リテール・メディア・ネットワーク(RMN)におけるビジネス機会の増加など、目まぐるしい変化を遂げている。
ウェビナーでは、広告主やマーケターが直面している課題や進化し続けるデジタルエコシステムの現状について、『2024年版グローバルインサイトレポート』の結果を基に解説するとともに、金融・広告業界のゲストスピーカーを招いたパネルディスカッションも開催予定だ。
ウェビナーの詳細と参加の申し込みについては、下記リンクから確認することができる。
https://doubleverify.com/2024-global-insights-japan-webinar/
ウェビナーの詳細と参加の申し込みについては、本サイトでも紹介している。
https://www.exchangewire.jp/2024/06/10/news-doubleverify-seminar2024/
【調査概要】
本調査では、DVのテクノロジーを駆使して1兆回を超えるインプレッションをプレビット(入札前)とポストビット(入札後)の両方において分析し、北米、中南米、EMEA、APACの市場ごとの詳細な分析結果を提供している。調査対象期間を2023年1月から2023年12月とし、デバイスはデスクトップ、モバイルWeb、モバイルアプリ、コネクテッドTV(CTV)の動画およびディスプレイインプレッションを対象としている。本調査には、調査会社Sapioが北米、中南米、EMEA、APACの広告主1,000社を対象に実施したグローバル調査の結果も含まれている。
さらに詳しい情報はこちらから確認できる。
https://doubleverify.com/japan/
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