DoubleVerify、ブランドスータビリティを高めるプレビットの階層型MFAカテゴリーの提供を開始
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on 2024年3月26日 inデジタルメディア測定、データおよび分析向けソフトウェアプラットフォーム企業のDoubleVerifyは、プレビット(入札前)回避のための階層型MFA(Made for Advertising)ブランドスータビリティ(適合性)カテゴリーの導入により、ブランドセーフティ&スータビリティ(適合性)における最新技術を発表した。DV Authentic Brand Suitability (ABS)に統合されたこの市場初のイノベーションは、DVの既存のポストビット(入札後)サービスを補完するものとして、広告主にデジタル広告取引における広告効果を全範囲で最大化させるものとなる。
DoubleVerifyのCEOであるMark Zagorskiは次のように述べている。「AIを活用して作成されるMFAコンテンツは、この1年で爆発的に増加し、高品質なメディアパフォーマンスを求める広告主にとって新たなリスクとなっています。プレビット(入札前)回避とポストビット(入札後)の測定の両方に、DVの階層型MFAブランドスータビリティ(適合性)カテゴリーを導入することで、広告キャンペーンが最初から最後までブランド価値基準に沿って適切に運用されることを担保するものとして、グローバルに広告を運用するブランドに活用いただけるものです。この二重構造によるアプローチは、広告主を保護するだけでなく、メディアバイイングの効率を向上させるため、メディアバイイングプロセスのあらゆる段階でブランドセーフティ&スータビリティ(適合性)の基準が適用されることを保証します」。
2024年2月に提供開始を発表した階層型MFAブランドスータビリティ(適合性)カテゴリーは、人間とAIベースの監査を、当社固有の組み合わせによる独自分析プロセスを活用し、MFAサイトを大規模かつ正確に特定する。これらのサイトは、広告のマネタイズの動き、広告トラフィックソース、コンテンツ制作の実践に関して、総合的に評価し分類するものとなる。
MFAサイトの特性に基づき割り当てられる3つのDVブランドスータビリティ(適合性)レベル:
・MFA(高):最も極端なMFAコンテンツまたは特性を示すサイトを特定。ページコンテンツに比して広告密度が高い、オーガニックトラフィックがほとんどなく有料トラフィックソースへの依存度が高い、平均広告強度(ただし、必ずしもこれらに限定される訳ではない)。
・MFA(中):MFAの動作の程度が異なるサイトを特定。ページコンテンツに対して高い広告密度を採用しているサイトでも、平均広告強度がDVベンチマークに近い場合がある。
・MFA(低):MFAコンテンツと非MFAコンテンツが混在するサイトやセクションを対象。例えば、セクションやサブドメインのみがMFAコンテンツや特性を示すサイトがある。
DoubleVerifyのチーフ・イノベーション・オフィサーであるJack Smithは次のように述べている。「当社独自の分析プロセスは、人間の洞察力とAIベースの監査を融合させ、ブランドセーフティ&スータビリティ(適合性)における新たな業界基準を確立します。DVの顧客がデジタル投資を保護し、キャンペーンの成果を最大化できるようにするため、あらゆる場所を検証し、オンライン上に新たに出現する脅威に対処するという当社の製品使命を反映するのです」
DVは、MFAの分類、測定、保護するための最も包括的かつ詳細なツールキットの提供において、デジタル広告業界をリードしている。DV Authentic Brand Suitability (ABS)は、メディア購入前にブランドセーフティ&スータビリティ(適合性)の基準適用を保証することで、広告主に第一線の防御策を提供する。プレビット(入札前)回避とポストビット(入札後)の測定を併用することで、ブランドは運用効率と質の高い広告キャンペーンの配信を改善し、ブロック率を下げ、無駄なメディアへの広告投下を無くし、広告パフォーマンスの効果を最大化することができる。
アドフラウド(不正行為)とは異なり、MFAでの広告インベントリーは本質的に無効ではないため、多くの広告主はMFAサイトに広告を掲載することを選択する恐れがある。マーケティング担当者は、特定のMFAサイトが自社のブランド価値や広告の目標に合致しているかどうかを判断するためのツールを必要としている。DVの階層型MFAカテゴリーは、ブランドの要件に最も適した保護レベルを決定するための細かい粒度とコントロールを強化している。
DVの一連のソリューションが強化されたことにより、広告主はMFAコンテンツの急増に対応できるようになり、DVのコントロールがオンラインにおける包括的なメディア保護とパフォーマンスを、引き続き強化することができる。