ドイケン率いるテレシー、期末に吠える [ニュース]
12月末決算のCARTA HOLDINGSが、2023年度決算を公表した。グループ全体の業績と併せて、決算資料ではテレシーの売上推移も開示。
“ドイケン”の愛称で親しまれてきた、土井 健(どい けん)氏が代表を務めるテレシーは、前年比24.7%増で過去最高の年間売上78.9億円を叩き出した。さらに、四半期別売上推移を見てみると、とりわけ前年を大きく突き放したのは2023年度期末の10-12月期。このご時世に、24億5400万円、前年比175%と突出した数字で吠えて魅せた。
出典:CARTA HOLDINGS IR資料
土井 健氏は、同社代表取締役CEOの職を3月末で辞し、現取締役 川瀬 智博氏に引き継ぐことが発表されている。今後はCARTA HOLDINGS戦略提携推進室 室長に就任し、グループ全体のデジタルマーケティング事業のさらなる成長と進化を推進する。
一時は、タクシーに乗るたびに、テレシーのCMで目にした“ドイケン”。今後タクシーのディスプレイ越しに見ることが出来ないのは少し寂しいが、よりビックなスクリーンを通して、我々の目の前に登場することになるのだろう。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。