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GeoEdgeが強化するアプリ広告のUXおよびコンテンツマネジメント

今日のアプリ広告においてアプリデベロッパーや媒体各社は、不快かつ混乱を招く広告によるユーザー離れなどの深刻な問題に日々直面しています。このような広告によるネガティブな経験は、アプリそのもののブランドの評価を毀損するだけでなく、ユーザー数や収益の拡大にも悪影響を及ぼしています。

 

このような不快かつ混乱を招く広告の掲載を防止するためには、アプリ媒体側でのリアルタイムによる掲載広告内容へのトランスパレンシー(透明性)確保とその管理は欠かせません。

 

「このたび、GeoEdgeの新たなアプリ広告向け(リアルタイム)セキュリティ・クオリティーコントロールサービスAppHarbrを日本市場へ拡大することをお伝えすることができ、とてもうれしく思います。変容を続けるモバイル環境における(セキュリティ)脅威と戦い、健全なデジタルユーサーエクスペリエンスを保つため、日本のエコシステムにカスタマイズされたソリューションを提供し続けることをとても楽しみにしています」。GeoEdgeのCEO 兼 共同創設者のアムノン・シーブは、自社新サービスAppHarbrの日本市場へのサービス拡大をアナウンスしました。

 

悪質広告がユーザーエクスペリエンスに及ぼす影響

 

「音声の自動再生広告」および「クローズボタンのない広告」を閉じるために強制的にユーザーがアプリそのものをクローズしなくてはならない状況が、日本のアプリユーザー間で広告にまつわる最も広く認知されている問題である、ということが明らかになりました。

 

スキップができない広告においては、クリエイティブそのものが正常に表示された場合でも”X”ボタンがそもそもなかったり、掲載されていても無反応でクリックができなかったりすることで、結果的にユーザーに広告閲覧中断の選択肢を与えず、長い広告の閲覧を強いる形となります。

 

また、クローズボタンが明確にない場合は、ユーザーは広告そのものをクリックするか、またはアプリそのものをクローズする以外の選択肢がなく、結果的にユーザーの離脱という結果をもたらします。

 

また、このような押し付けがましい広告によりアプリ媒体そのものに対する評価は毀損され、そのことがゲームやインストールの中断につながります。

 

GeoEdgeの調査では、多くの収益性への影響が明らかになりました。

 

・評価:93%のアプリデベロッパーが、悪質広告が自社アプリのアプリストアでの評価にネガティブな影響を与え、新規ユーザー獲得を困難にしていると答えました。

・インストール:71%の回答者が、低品質な広告が既存ユーザーの離脱(アンインストール)の原因となっていると答えました。

・セッション時間:57%のゲームアプリ媒体が、低品質な広告によりユーザーがゲームを中断することで、モバイルゲームを積極的に楽しむ時間にマイナスの影響を与えていると答えました。

・離脱率:ほぼ半数(46%)の回答者が、ユーザー離脱の要因として、悪質・低品質な広告が寄与していると回答。50%の回答者が不快な広告、悪意のある広告がユーザー離脱に影響を及ぼしている、と答えました。

・ライフタイムバリュー(LTV):69%の回答者が、低品質な広告はユーザーエクスペリエンスはもとより、ユーザーのライフタイムバリューにマイナスの影響を与えていると答えました。

 

アプリ広告ブロックに関するアプリ媒体の現在の対応

 

アプリ媒体は通常、メディエーションネットワークに対応を依頼することで、悪質な広告や掲載不可広告主の広告をブロックしています。しかし、メディエーションネットワークは媒体の広告品質管理のニーズに沿うようデザインされてはおらず、広告体験管理や個別クリエイティブブロック、リアルタイムでの不適切な広告のブロック対応を可能とする機能などを備えていません。

 

重要なポイントとして、メディエーションネットワークは、個別のネットワークのキャンペーンID情報を媒体側に送っておらず、このことがデマンドを横断してのブロック対応に多くの時間や人的リソースを割く結果となっています。

 

媒体による通常のアプリ広告ブロック対応:

 

1.ユーザーが問題のある広告を確認し、そのスクリーンショットと共に媒体に報告。

2.通常、入手できる詳細情報はユーザーのOSバージョン、ジオロケーション、表示時間のみ。

3.媒体は、これらのデータを元に同様広告の確認を試みる。

4.確認ができた場合、媒体は配信元ネットワーク、配信広告、クリエイティブID情報等をログから入手。

5.媒体からアドネットワークに、直接該当広告クリエイティブ、広告キャンペーンのブロックを依頼。

 

しかし、上記の方法による問題広告のトラッキングはとても複雑で、多くの場合は不可能なのが実態です。

 

洗練された広告体験を提供するAppHarbr

 

AppHarbrでは、ダッシュボード上ですべてのアプリ広告在庫を目視確認でき、アプリ別、国別、ブロック理由別、広告クリエイティブや飛び先ページに記載のあるキーワードによる検索など、効率よい広告管理を可能とする様々なフィルタリング機能が備わっています。

 

アプリ媒体はAppHarbrを使うことによって…:

 

・ブロック理由、クリエイティブ画像、アプリストアのURLなどの詳細とともに、悪質広告を確認できます。

・配信パートナー、クリエイティブIDなどの配信元を確認できます。

・広告ユニット、掲載アプリ、掲載サイト、ジオロケーションなどの広告の掲載場所やその状況を確認できます。

・ブロック/掲載許可、アプリ・運用元のブラックリスト化、配信パートナーへの詳細情報共有などの対応が1カ所で即時可能です。

 

広告品質維持のためのTips

 

・クローズボタンの無いスキップ不可広告対応のための、自発的な広告クローズ対応措置

・自動音声再生広告のための、ミュート(音声停止)機能対応措置

・不快な広告に対する明確なプロック対応措置

・悪意のある広告をはじめとした、アプリ広告におけるセキュリティ上の脅威に対する措置

 

広告体験に確かなコントロールを

 

アプリ媒体にとって、自発的な広告セキュリティ・クオリティコントロール対応措置は必要不可欠です。AppHarbrは、不快で混乱を招く広告からアプリ媒体とそのユーザーを守り、質の高い広告水準を保つお手伝いをいたします。

 

更に詳しい情報はこちらでご確認ください(英文サイト): www.appharbr.com

ABOUT 荒井 容子

荒井 容子

GeoEdge, Senior Account Director
2007年、三井物産と米AOL Inc.による合同出資会社Advertising.com Japan株式会社に入社。同社アドネットワーク事業拡大に貢献した後、SSP事業日本ローカライズとビジネス拡大を責任者として牽引。2018年よりカントリーマネージャーとして米33Across Inc.日本オフィス立ち上げとビジネス拡大に従事し、その後大手外資系リターゲティングDSPでの経験を経て、2023年1月よりGeoEdgeに参画。