メディアのデータを活用して、タイアップ記事を適切な読者に届けるには
by ニュース
on 2023年6月20日 in
(Sponsored by Outbrain)
Outbrain(アウトブレイン) は、大手ニュースや新聞社などをはじめとするパートナーパブリッシャーから構成されているOutbrainネットワークに属するウェブメディア上の広告掲載枠を広告主に提供している、独立したネイティブ広告プラットフォームです。
単に「広告を配信する」のではなく、広告を「価値のある情報」として、適切なインターネットユーザーにお届けし、広告主、パブリッシャー、そしてユーザーという三者それぞれに、有益となるビジネスを行っています。
今回は、先日Outbrain Japan のオフィスで行われたセミナーでのセッションの様子をご紹介します。Outbrain というと、広告主が直接又は代理店を通して出稿する、という形態が一般的なビジネスではありますが、実はパブリッシャーの皆様にも、広告主としてご活用いただく機会がとても多くあります。その中でも、インフォバーンのグループ会社であるメディアジーン様が運営するBusiness Insider Japanへリコー様がタイアップ記事出稿を行い、Outbrainを活用した誘導キャンペーンの成功事例について、ご紹介します。
Outbrain Japan にて行われたセミナーにて
インタビュアー:Outbrain Japan エンタープライズ AMチームリーダー 植田一樹
植田:まず、自己紹介と簡単な会社紹介をお願いします。
入野氏:メディアジーンにて、コマース事業部のマネージャーを務めています入野美紀と申します。コマース事業部所属ですが、広告事業には立ち上げ時から約8年ほど携わっています。
メディアジーンは、今日ご紹介するBusiness Insider Japan (以下、BIJ)やGIZMODO JAPAN(ギズモード・ジャパン)、ROOMIE(ルーミー)といった複数のメディアを運営しています。様々な広告事業を行っていますが、各メディアのカラーが異なり、クライアント様それぞれの商品やサービスに合ったメディアを通じて、情報を発信していくことができるため、BIJ以外でも、タイアップ記事による広告は結構多いかなと思います。
植田:ありがとうございます。我々Outbrain は、そのタイアップ記事への誘導をお手伝いさせていただいているのですが、他のプラットフォームもお使いかと思います。どのように使い分けされているのでしょう?
入野氏:正直、Outbrainだけではなく、競合となるレコメンドプラットフォームも昔からお付き合いはあります。また、FacebookやSmartNewsも、やはりそれぞれの良さがあるので、代理店としての役割をもつインフォバーンとして、フラットに様々なプラットフォームを活用しています。ざっくり言うと、リーチはSNS、より深く理解してもらうためにレコメンドプラットフォーム、と言うイメージですね。SNSで言うと、Twitterのフォロワーターゲティングを使ったり、Facebookですと、ユーザーの年齢層は上がっているものの、その分やはりビジネスには強いかな、と思っています。レコメンドは、読了率も高くなりますし、深く理解していただくために欠かせないと思います。
植田:タイアップ誘導における課題はありますか?
入野氏:昨今、各広告プラットフォームの機能の進化が激しく、様々なアップデートをご紹介いただくのですが、正直な所クライアントにどこを提案すればいいのか、CPCが上がってしまうのでは?といった懸念が出てくるので、選択が難しくなっているというのがここ数年の感触です。また、レコメンドプラットフォームに関しても、私たちから見ると、差がどんどんなくなってきているな、と思うんです。ですので、何を選べば良いかはどんどん難しくなっています。
そんな中でも、Outbrain と長くお付き合いさせていただいている理由としては、掲載面のクオリティが高いこと、そしてネットワークの信頼性が高いこと、かなと思います。掲載面と横並びになる広告のクオリティを心配する必要がないので、安心してクライアントさんにご提案できるんですよね。
植田:タイアップキャンペーンにおいて、心がけている事などあれば教えてください。
入野氏:やはり、弊社だからこそできること、って言うのはいつも考えています。弊社はメディア運営だけではなく、代理店的な役割も担っているのですが、かといって、代理店さんと同じでは弊社が運用する意義がなくなってしまう。ですので、メディアだからこそできることを心がけています。そのうちのひとつが「読者リターゲティング」です。
植田:読者リターゲティングについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
入野氏:例えば、ギズモードとのタイアップで、自社のデータを活用してギズモードの読者をリタゲする、といった形です。この後具体的な事例もご紹介させていただきますが、今回のBIJの場合、BIJの読者のような人にぜひ広めたいと言うクライアントさんからの要望に基づいて始まりました。この施策は、広めたい商品やサービスのターゲットと購読者の層がピッタリ合った時にメリットが見出せるものになります。記事を広く拡散する、と言うより、「コンテンツをしっかり届けたい」という時に提案をしています。
植田:では、具体的な事例をご紹介いただけますでしょうか?
入野氏:リコーさんの事例になります。リコーさんは、2018年からタイアップ記事の出稿をいただいておりまして、内容としてはブランディング目的の出稿が多く、連載のような形で年間で複数本出していただいています。
そもそもより多くの方に読んでほしいということからOutbrainの出稿が始まり、この読者リターゲティングも始めました。タイアップ記事の内容は、リコーの方と弊社がアサインした方との対談形式になっているのですが、内容が先進的だったりするので、誰でも読んでもらえる、というものではないんですね。リコーさんがいかに先進的な考え方や取り組みをしているのか、といった比較的固めな内容です。ただ広めるのではなく「興味を持ってもらえる人」、「こういう人に知ってもらいたい」という考えの元に誘導策を考えています。
植田:先ほどのお話ですと、リコーさんとのお付き合いは結構長いと思いますが、当初から弊社とのキャンペーンを行っていただいているとお聞きしています。
入野氏:そうですね。2018年の最初のタイアップ記事の際は、通常の広告出稿での誘導を行ったのですが、2019年からは読者リターゲティングを行っていまして、CPC が、他の誘導策と比較してとても良かったんです。そして、2021年、昨年22年も同様に大変効果の高い実績が継続的に出せているので、今年も実施を検討いただいております。
植田:クライアント様からのフィードバックをご紹介いただけますか?
入野氏:こちらが、クライアントさんからいただいたメッセージ(そのまま)です。具体的な滞在時間などはちょっとご紹介できないのですが、先ほどご紹介したような誰にでも受け入れられるような記事ではないのに、求めるユーザーにきちんと届けられる、という点を評価いただいております。
植田:ありがとうございます。適切な読者に届けられているということを評価いただけて嬉しいです。ただ、ここで皆さんが気になるのは、「CPCが上がるのでは?」という点かな、と思うのですが。
入野氏:そうですね。こちらも具体的な数字はちょっとお出しできないのですが、弊社が通常行っている誘導策の平均と比較しても、ほとんど変わらないです。なので、その辺りは絶対とは言えないですが、チャレンジしてみる価値はあると思います。
植田:それを聞いて安心しました(笑)。比較的容易にトライできますね。
ぜひ、他のメディアさまも、メディアの特性を活かして、このような少し手を加えた誘導策でより適切なお客様へ情報をお届けするという取り組みを強化いただければと思い、ご紹介させていただきました。Outbrainも、コンテンツを適切なお客様に適切なタイミングでお届けすることを「使命」として考えていますので、ぜひ、お手伝いをさせていただければと思います。
入野さま、本日は誠にありがとうございました!
Outbrain Japan株式会社
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田口 瞳子 Toko Taguchi
Outbrain Japan マーケティングマネージャー
各種イベント企画、PR配信、記事の翻訳執筆、ソーシャルなどマーケティング活動全般を担当。大学卒業後、自動車メーカー/インポーターにて、マーケティング、CRM、営業、物流領域などを幅広く経験後、楽天株式会社を経て、2021年10月より現職。
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