GroupM、AT&Tでの要職を歴任してきたBrian LesserがOguryの取締役に就任[ニュース]
クッキーレス・IDレスに対応したペルソナ・ターゲティング広告をグローバルに展開するOguryは、Brian Lesserを取締役に任命することを発表した。Brianはメディアと広告の分野において経験豊富なベテランであり、GroupM、AT&Tでのリーダーシップのポジションを歴任してきた。
(Sponsored by Ogury)
Lesserは現在、世界最大のデータコラボレーションプラットフォームであるInfoSumの会長兼CEOを務めている。それ以前には、AT&Tの先進的な広告ビジネスであるXandrのCEOを務めていた。2011年には、革新的なプログラマティック広告ビジネスであるXasis(WPPのGroupMの一部)を創設し、Lesserは2015年から2017年までGroupMのCEOとして北米を率いた。彼は2019年にAT&Tによって買収されたAppNexusなどを含む、テック企業の現役の取締役でもある。Lesserは主要なカンファレンスにおいて著名なスピーカーであり、いくつかの新興広告テック企業のアドバイザーでもある。彼はAd Ageの「40 Under 40」およびAdweekの「年間エグゼクティブ」にも選ばれている。
「私のキャリアを通じて、デジタル広告のパイオニア企業にフォーカスしてきましたが、今後のこの業界の未来はクッキーレス広告にあります。今後は消費者のプライバシーをモデルの中心に置いた企業だけが成功するでしょう」とBrian Lesserは述べた。「ユニークなアプローチにより、広告IDや個人データを保有していないOguryは、パフォーマンスと消費者プライバシーが共存できることを実証しています。私はGeoffroy Martinや取締役会と協力して、会社の成功に貢献できることを楽しみにしています」。
OguryのCEOであるGeoffroy Martinは、 Lesserの就任について次のようにコメントした。「Brian Lesserの類まれなる経験と、特に成長を遂げたアドテク企業InfoSum、XandrおよびGroupMでのリーダーシップの経験は、私たちがクッキーレスの世界で広告業界のリーダーになるという目標の元で非常に貴重なものとなります。Brianは認知度の高い広告企業のビジョナリーであり尊敬されるリーダーとして、私たちのビジネスに独自の視点をもたらしてくれるでしょう。今日、このような尊敬された業界のリーダーでありビジョナリーが私たちの取締役会に加わることは、私たちの戦略と技術がどれほど効果的で魅力的かを示す証明となります」。
「私はOguryを創設した頃から、デジタル広告は消費者のプライバシーを基盤とすべきだという強い信念を持っています。現在、業界が直面している前例のない規制や倫理的な課題は、これが正しい方向であったことを証明しています。彼のような業界のベテランが私たちの取締役会に参加することは、それをさらに確固たるものにします」と、Oguryの共同創設者であり取締役会の議長でもあるThomas Pasquetは述べた。
ABOUT 長野 雅俊
ExchangeWireJAPAN 副編集長
ウェストミンスター大学大学院ジャーナリズム学科修士課程修了。 ロンドンを拠点とする在欧邦人向けメディアの編集長を経て、2016年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 日本や東南アジアを中心としたデジタル広告市場の調査などを担当している。