アドフリくん、エコシステムと共に成長し10周年[ニュース]
中目黒にあるコンテンツプロバイダーの一新規事業として立ち上がったメディアの収益化支援サービスがその後大きく花開き、スマートフォン広告エコシステムにおけるキープレイヤーの1社として、10周年を迎えた。
2023年3月10日(金)、グリーグループのGlossomは、同社が運営するアドフリくん10周年パーティーを、東京渋谷の東郷記念会館で開催した。
(Sponsored by Glossom)
おなじみの愛らしいキャラクター「アドフリくん」が大小至るところに配置され、その緑色がバックライトを浴びて広がった広い会場に、アプリ広告業界の関係者約100名が集まり、10周年を祝った。
アドフリくんは、国内最大規模を誇るスマホアプリ広告向けSSP。スマートフォン広告市場黎明期の2013年に、コンテンツプロバイダー寺島情報企画の新規事業として誕生した。
寺島情報企画といえば、業界歴が長ければ、デコメ絵文字で覚えておられる方も多いであろうか。同社は、コンテンツビジネスを生業とするメディア企業である。
そしてアドフリくんは、メディア企業から誕生したSSPであり「メディアによるメディアのための広告ツール」を標榜している。
その後 2016年6月30日にはグリーグループに参画し、Glossomの傘下で同社の広告ビジネスの拡大をけん引する一翼となった。
会では冒頭、アドフリくんの創設者であるGlossom取締役 小室喬志氏が壇上に上がり、「この10年間本当に色々とあり過ぎて、何を話すか悩むくらいである。目まぐるしく環境が変化する中で、ずっとご一緒させていただいたことを感謝している。次の10年を目指して頑張っていきたいと考えている。」と、お礼の言葉を述べたのちに、10周年を記念したアドフリくんのノベルティーを発表し、会場を沸かせた。
会では、二人のゲストスピーカーからのビデオメッセージが披露された。一人目は、元Supership 執行役員で、現Leave It to me 代表取締役社長 池田寛氏。
お祝いのメッセージが終了し、次に移るかと思われたその次の瞬間、本人がサプライズゲストとして会場に登場、いつもの調子で、絶妙な距離感と間合いをとりながら、集まった招待客の顔を、笑顔に変えた。
二人目は、元fluct代表取締役社長で、現 株式会社テレシー 代表取締役社長 土井 健氏。いずれもアドフリくんと同じSSP事業を手掛けていた人物である。
このように、同業者からお祝いのメッセージが届けられるということからも、アドフリくんの業界内でどのように受け入れられているのかが、容易に想像がつく。
このほかにも、アプリマーケ―ターや、アドネットワーク、SSP事業者、小室氏等よる、「逆風を乗り越える今後のマネタイズ・アプリ開発について」をテーマにしたトークセッションなども行われ、和気あいあいとした雰囲気で盛り上がりをみせた。
トークセッションの中で、アドフリくんのいいところはどのようなところかという質問に対して、パネリストからは「サポートが手厚いところ。素人のような初歩的な質問をしても、やさしく丁寧に答えてくれるところ。」、「人によるサポートの厚さ」などの声が聞かれた。
その後もバースデーケーキや、だるまの目入れなどのアトラクションなどにより、小室氏を中心とした宴は、暖かな盛り上がりを見せた。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。