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オプト、ChatGPTと効果予測AIを広告クリエイティブの制作に活用する「CRAIS for Text」を開発[ニュース]

株式会社オプトは、ChatGPTと効果予測 AI を活用し、多数の広告テキストから厳選することで効果的な広告クリエイティブを実現する「CRAIS for Text」を開発した。本件は広告業界初(※)の取り組みとなる。(※2023 年 3 月 株式会社オプト調べ)

 

開発の背景

ダイレクト広告は、プラットフォーマーによる自動化対応が進み、ターゲティングや配信面などにおいて広告主や代理店ごとの差別化が難しくなってきている。一方で、ダイレクト広告のテキスト制作に関しては多くのパターン数が求められることもあり、機械化のニーズがより一層高まっている。多種多様でリアルタイム性のあるメッセージを頻度高く差し替えることも求められるなか、人のみによる広告テキスト制作の場合、人的リソースの観点から突発的に対応できないこともある。その結果、生活者の購買機会を逃してしまう、効果予測を十分に考慮しきれないまま入稿をしてしまうなどの課題もあった。

そこで、「CRAIS for Text」の開発により、生活者の属性や好み、趣味嗜好にあわせたダイレクト広告における広告テキストを短時間で制作できるようになった。25 年以上デジタルマーケティングに携わってきたオプトの知見をもとにした AI 効果予測を活用し、通常の約 4 倍の数の広告テキストのなかから、効果的な広告クリエイティブのみを入稿することで、広告効果を大幅に向上させることを目指す。

 

「CRAIS for Text」を活用した広告テキストの生成の変化

①人のみによる広告テキスト制作
従来、競合情報を調べ、様々なデータを分析し、企業ブランドを意識した表現を用いた広告クリエイティブを制作していた。

 

② 従来の広告テキスト生成 AI×効果予測 AI
既存の広告テキストをベースに、深層学習(AI)を活用し、広告テキストのバリエーションを多数生成する。効果予測を実行した後、業界理解の深いコンサルタントが選定し、広告を入稿しする。深層学習を活用するため、同じ時間で約 4 倍の数の広告テキストを作成できるが、業界、企業名、訴求軸などの条件と他社事例などの情報に基づいた広告テキストの生成ができず、広告効果の担保が困難であった。

 

③ ChatGPT×効果予測 AI(「CRAIS for Text」)
業界、企業名、訴求軸などの条件と他社事例、商品ページ URL などの情報を ChatGPT 用のテキスト(プロンプト)に変換し、ChatGPT にて広告テキストを生成した後、AI にて効果予測を行う。
その後、業界理解の深いコンサルタントが選定し、広告を入稿する。約 4 倍の数の広告テキストを作成するだけでなく、コンサルタントの知見も含めた生活者の趣味嗜好や他社の情報に基づいた広告テキストの生成ができ、生活者の購買機会に沿った広告配信や、効果予測を考慮した広告クリエイティブの制作が可能となる。

 

なお、今後さらに精度が向上した GPT-4 の API の提供が予定されており、提供開始と同時に導入を進めていく。さらに、画像や動画のクリエイティブ効果予測や自動生成についても R&D を進めていく。

ABOUT 加納 奈穂

加納 奈穂

ExchangeWireJAPAN 編集担当
武蔵野美術大学卒業後、出版社に入社。WEBサイトや広告の運営に従事。その後コスメ情報サイトのコンテンツマネージャーを経て出版社での通販事業において販売促進業務を担当する。通販会社にてSNS運用に携わったのち、2022年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。現職に至る。