クラウド人事労務ソフト「SmartHR」がKARTE Signalsを導入
株式会社プレイドは、ファースト・パーティ・カスタマー・データの活用により広告配信最適化を実現する「KARTE Signals(カルテ シグナルズ)」が、株式会社SmartHRの運営するシェアNo.1(※1)のクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」に導入されたと発表した。(Sponsored by PLAID Inc.)
SmartHRでは2018年よりCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」を導入し、主に顧客企業向けのカスタマーサクセスの領域で活用している。セルフオンボーディングの促進や新機能の案内など、KARTEによる顧客理解とそれに基づく施策を展開している。
SmartHRは、KARTEで解析するファースト・パーティ・カスタマー・データの活用をマーケティング領域にも広げるために、KARTE Signalsを導入。KARTE Signalsの活用を通じて、サービス内だけでなくサービス内外での一貫した顧客体験の実現と、SmartHRと親和性の高い見込み顧客への広告配信最適化を図る。
SmartHRでは、デジタル広告で自社サービスと親和性の高い見込み顧客のリードを獲得するために、資料請求や問い合わせなどのオンライン上での行動情報を元に類似配信(※2)を行っていたが、そのターゲティング精度に課題を抱えていた。
また、マーケティングオートメーション(MA)ツールで管理するオフラインの行動情報(リードのステータス情報)を広告媒体に定期連携して配信に活用する想定はあったものの、手動対応ではデータの加工や連携に工数がかかってしまうことに懸念もあった。
このような課題に対してSmartHRでは、MAツールとKARTEを連携し、既存顧客やリードステータス別の新規顧客を区別できる環境を構築、KARTE Signalsでリードのステータス別顧客リストの作成および複数の広告媒体への連携を自動化。工数をかけずに、デジタル広告のターゲティングにおける既存顧客と既にリード獲得している見込み顧客の除外と、親和性の高い見込み顧客の類似配信を実現できるようになった。
KARTE Signalsの活用により、これまで実施していたオンライン上の行動情報の類似配信に比べて、親和性の高い見込み顧客獲得のCVRは9.9%、CPAはマイナス18.3%改善(※3)。既存顧客や既にリード獲得している見込み顧客の除外を行ったことで、広告費の削減にも貢献している。
※1:デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2021年度」労務管理クラウド市場シェア ※2:過去にコンバージョンしたユーザーデータや自社で保有する顧客情報などをもとに、ターゲット層に類似したユーザーを任意の広告媒体内で新たに探し、広告を配信すること ※3:調査期間:2023/1/1〜2023/1/31
ABOUT 長野 雅俊
ExchangeWireJAPAN 副編集長
ウェストミンスター大学大学院ジャーナリズム学科修士課程修了。 ロンドンを拠点とする在欧邦人向けメディアの編集長を経て、2016年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。 日本や東南アジアを中心としたデジタル広告市場の調査などを担当している。