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Ogury、 Geoffroy Martin を最高経営責任者 (CEO)に任命[ニュース]

モバイル領域でクッキーレス・IDレスに対応したペルソナ・ターゲティング広告を提供する Ogury (オグリー)は1月10日、前 COO の Geoffroy Martin 氏が CEO に就任したことを発表した。

 

 

同社を共同設立し、約8年間その役職を務めた同社元CEO Thomas Pasquet (トーマス・パスケ)氏は、取締役会長に就任し、Ogury のミッションとビジョンを広告業界に広めることに従事する。

 

トーマス・パスケ氏は、次のように述べている。「2022 年初頭にOguryへ入社して以来、ジョフワは 傑出した ビジネス リーダーであることを証明してきました。彼は私たちのグローバル展開にとって極めて重要であり、入社当初より事業を承継する計画を持っていました。ジェフワはCEOとして最適な人物であり、彼のリーダーシップによりOguryの将来がどうなるか楽しみです。」

 

 

ジョフワ・マーティン氏は、テクノロジー企業で 25 年以上の経験があり、前職では、Criteo のゼネラル マネージャー兼グロース・ポートフォリオ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントとして、リテール・メディア部門の創設と事業開発を牽引。リテール・メディア部門事業を大幅に成長させた実績を有する。またそれ以前は、世界最大のオンライン アート小売業者に成長した Art.comのCEOを担っていた。

 

マーティン氏は2022 年に Ogury に入社して以降、500 人を超える人材を擁するグローバル社員の +23% の増加、5 つの新しい戦略的市場の開拓、リッチクリエイティブに特化した、モバイル広告クリエイティブ制作企業Motionly の買収等、重要なマイルストーンを達成してきた。

 

2023年、Oguryは自社プロダクトの Personified Advertising Engine(ペルソナ・ターゲティング広告)を更に進化させることを目指している。また、国際的な成長を追求し続けるために、継続して従業員の才能や人材に投資し、新しい市場に参入するという野心的な計画を立てている。

 

ジョフワ・マーティン氏は次のように語っている。

「私はペルソナ・ターゲティング広告がオープン・インターネットで唯一の持続可能なソリューションであると強く信じています。新しい CEO として大きな野望を抱いており、Oguryの基盤を強化し、会社を輝かしい未来へ率いていくことを光栄に思います。」

 

同社は2022年に日本法人Ogury Japan株式会社を設立、代表に松本 亮氏が就任し日本での事業拡大を進めている

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。