ExchangeWireJAPAN 2022年 デジタル広告業界トレンドワードを発表
ExchangeWireJAPANでは、デジタル広告業界関係者192名に今年注目したキーワードを回答いただいた結果を集計し、「トレンドワード番付」として発表した。
今年1年で最も注目された(東の正横綱)トレンドワードは、「クッキーレス対応」で、これに(西の正横綱)「GoogleAnalytics4」が続いた。
また、今年11月から12月にかけて開催された、カタール・ワールドカップ 2022の全試合を無料生放送をし、1日の視聴者数が1700万人を突破するという、前例のない規模の動画配信配信を実現した「ABEMA」がこれに続いた。
総じて見渡すと、数年前からの潮流である、デジタル広告に求められているプライバシー保護の高まりを背景とした、クッキーレスやこれに対するソリューションなどに関するワード、そしてその影響を受けつつも引き続き市場への影響力を高めるプラットフォームにまつわる動向に関わるワード、そして動画ビジネスに関わるワードが多く注目を集めていることが明らかである。
そして、アドベリフィケーションのような、これも数年前から言われ続けている、デジタル広告が本来あるべき姿に関わるワードも引き続き重視された1年であった。
■回答者属性
デジタル広告の業務に関わる関係者192名(広告主24.5%、広告会社24.5%、アドテクベンダー28.1%、媒体社20.3%、その他2.8%)
■表の見方
回答率が高いものから、上位番付東、西の順にワードを配置。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。