UNICORNがクッキーレス対策の次なる一手、ID5と連携開始[ニュース]
アドウェイズの子会社UNICORNは、IDソリューションを提供するID5との連携を開始した。
ID5が提供するプライバシーファーストなIDソリューション「ID5 ID」は、Webパブリッシャー、広告主、アドテク・プラットフォームが、従来の識別方法（第三者クッキーやMAIDなど）に頼らずに、さまざまな種類のデバイスでユーザーを認識し、キャンペーン目標を達成するために使用できる次世代型ユニバーサル識別情報であり、いわゆる「クッキーレス対策」の有効的な手段の一つとして注目されている。
ハッシュ化されたメールアドレス、ページURL、IPアドレス、タイムスタンプなどの様々なシグナルと機械学習アルゴリズムを活用することで、プライバシーやデータ保護に妥協することなく、アドレッサビリティを向上させる。また、暗号化メカニズムとプライバシーバイデザインを前提として構築されており、ユーザーのプライバシー設定が広告バリューチェーンにおいて尊重され、実施されることを保証する。
今回の連携により、UNICORNを利用する広告主は、暗号化された「ID5 ID」を導入されているパブリッシャーの媒体に対し、「ID5 ID」をキーとしたターゲティングに加えて、フリークエンシー・キャッピングを活用した効率的なトラフィックの買い付けが可能となる。
UNICORNとID5は、この取り組みを通して、ポストCookie時代における、より効率的な入札を実現し、クライアント様の広告効果最大化そしてパブリッシャー様の収益最大化を支援していく。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。
