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サイバーエージェント、NTTドコモと広告新会社を設立[ニュース]

サイバーエージェントとNTTドコモは、両社の経営資源を活用した広告事業の展開を目的に、新たに「株式会社Prism Partner(プリズムパートナー)」を設立することを公表した。資本金は5億5,000万円(資本準備金2億7500万円を含む)で、出資比率はNTTドコモが51%、サイバーエージェントが49%。

新会社では、デジタル販促からCRMまで一気通貫したソリューションや、ゲームを中心としたアプリ事業者向けの新たな切り口でのターゲティング広告を提供するという。
いずれも、NTTドコモが保有する8,900万人以上の会員基盤データなどと、サイバーエージェントが保有する広告運用ノウハウなどを合わせたマーケティングソリューションとなる。

サイバーエージェントは、小売をはじめとする様々な業種のトップクラスの企業との業務提携により、DX化による広告・マーケティング事業の開発を支援しており、今年3月の大手航空会社ANAグループとのデジタル広告配信事業に関する業務提携の公表をしたほか、報道機関による、三菱UFJ銀行との年度内のデジタル広告事業開始の報道も伝えられている。

 

ABOUT 野下 智之

野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長  

慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。

国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。

2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。