The Trade Desk、Adobeと連携しクッキーレス対応を強化[ニュース]
The Trade Deskは、アドビが提供する高度なパーソナライゼーションを実現する顧客データプラットフォーム「Adobe Real-Time Customer Data Platform(CDP)」との新たなインテグレーションを発表した。
これにより、マーケターは、サードパーティCookieに依存することなくオープンインターネット上でファーストパーティデータを簡単かつ大規模に活用可能になり、広告配信において精度と関連性を向上させることが可能になる。このEメールを基にした機能は、コネクテッドTV(CTV)を含むThe Trade Deskのすべてのメディアチャネルで利用可能となる。
マーケターは、顧客データプラットフォーム(CDP)を活用することで、複数のタッチポイントにまたがる顧客データを一元化することが出来る。CDPをマーケティングに活用することで、大量の顧客データをセグメント化し、よりパーソナライズされた広告キャンペーンを実現可能となる。Adobe Real-Time CDPは、アドビ製品内のデータだけでなくアドビ以外のデータも統合し、実用的な顧客プロファイルを作成することが出来る。
同社は、今回のインテグレーションにより、サードパーティCookieに依存せず、広告主がファーストパーティデータを安全に活用した広告戦略を、将来にわたり有効に活用できるよう支援する。
The Trade Deskとアドビの共通の顧客は、登録情報やその他の永続的な識別子に基づいたデータを含むファーストパーティデータを、Unified ID 2.0などのEメールベースの識別子で活用することが可能にななる。
さらに、広告主はThe Trade Deskの詳細な広告配信データをAdobe Real-Time CDPに取り込むことで、広告キャンペーンのパフォーマンスに関するインサイトが得られるようになる。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。