Yahoo!JAPANのアプリ面、AppsFlyerで計測可能に[ニュース]
AppsFlyer Japanは、AppsFlyerを通じて、Yahoo! JAPANの各種サービスサイトにおける広告配信面のSKAdNetwork計測が可能となったことを公表した。
(Sponsored News by AppsFlyer)
AppleがiOS14.5のリリースと同時にユーザーの個人情報保護を目的とした「ATTフレームワーク」導入を開始したことで、広告主は、広告識別IDであるIDFAの取得においてアプリごとにユーザーの許諾が必要となり、新たに、Appleが提供するプライバシーに配慮した計測ツール「SKAdNetwork(エスケーアドネットワーク)」への適応も必要となっている。
「SKAdNetwork」では、ユーザーのプライバシー保護においてメリットがある一方で、リアルタイムでキャンペーンを最適化することが難しい点など、広告主にとってはこれまでと異なり効果計測に制限が生じている現状がある。
今回、Yahoo! JAPANを初めYahoo! JAPAN関連アプリの広告配信面において、AppsFlyerのSKAdNetworkと連携をすることで、Yahoo! JAPANの主要な面での計測が可能となった。
Yahoo!広告 ディスプレイ広告において、オプトインの場合はIDマッチング、オプトアウトの場合でもAppsFlyerが独自開発する確率論的モデリングによって、アトリビューション計測が可能となる。
また、AppsFlyerが提供するSKAdNetworkのコンバージョンバリュー設定により、広告主は自社のKPIに沿って「収益」、「コンバージョン」、「エンゲージメント」の3つからコンバージョン値の計測ルールを柔軟に選択できる他、「Conversion Studio」では、収益、アプリ内エンゲージメント、リテンションなど、最も重要な指標を細分化し、同時に測定することが可能となるほか、測定基準を自在にカスタマイズできるようになる。
広告主は、従来の確率論的モデリングを含むモバイル計測パートナー(MMP)の計測とSKAdNetworkの計測のどちらを評価するかを柔軟に選択することができる。
ABOUT 野下 智之
ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。